open top hopper

2025年02月14日

続 石炭を積む

coal load (3) スポンジの石炭はこんな具合だ。撓ませた状態で大きさを決め、押し込んで収まり具合を見る。軽く押して嵌まるようならOKだ。右側はやや低い。何かを詰めて持ち上げねばならない。
 わずかに中心部が膨らむことを確認する。スプレイの黒を十分に吹き、乾燥させる。大きさの変化は少ない。

coal load (5) スポンジの目はスケールの石炭に近くなければならない。すなわち、HO ではかなり細かいスポンジが必要だ。中心部が低くなるのを避けるために何かの支えを入れることも必要になるだろう。    

coal load (4) この作例では右の方がやや浮き上がっている。裏を斜めに削ぐと落ち着くだろう。



coal load (1) この作例では全体に押さえが足らず、妙な曲面で落ち着いている。右の方は長さが足らなかったようだ。


coal load (2) スポンジの表面をカミソリで落として新しい面を出しても良い。この写真の一番奥の石炭がそれである。一番手前は落ち着きがない状態だ。スポンジであってもかなりの手間が必要である。本物の石炭とどちらが良いだろうか。

 夕張炭という名前を出したら、敏感に反応した人が居た。石炭を使ったことがある世代の人たちである。昔、東京に行くと妙に石炭の煙が臭かった。おそらく常盤炭のせいだろうと思う。夕張炭は火力の強い高級品であり、ストーヴには安物の石炭を使っていた。それで良かったのだが、蒸気機関車用の石炭を燃やしたら、鋳物のストーヴが白熱して融けてしまったという話を聞いたことがある。鋳鉄は 1200 ℃で融けてしまうのだ。 

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2025年02月12日

石炭を積む

 open top hopperが空で走っているのは避けたい。空でも良いという人もいるが、筆者の作ったホッパは中が汚い。ハンダ付けで複数の板をつなぎ合わせたものもあるから、楽屋裏を見せたくないのだ。今回、クラブの会合に持って行かねばならないので、急いで仕上げる必要があった。

 石炭をぎっしり積むと重過ぎるし、石炭がもったいない。黒い厚紙で作ったハリボテを用意し、そこに厚さ 5 mm程度を積む。

coal mockup 側板内側に角材をスーパーXで貼り付ける。そこにハリボテを載せる。これもスーパーXで付けると取れない。酢酸ビニルエマルション・セメント(通称白ボンド)を刷毛で塗って石炭をばらまく。


coal load 隙間にさらに接着剤を付けて石炭クズを押し込み、全体が不自然な形にならないようにする。大事なのは安息角を保つようにすることだ。
 アメリカの石炭は細かくしたものを積んでいる場合がほとんどだ。イギリスでは塊が積んである場合がある。 

 今回の仕事のために石炭の塊を崩した。なかなか面倒な仕事である。目に沿って楔を入れて割り、袋の中で割る。篩(フルイ)で振って大きさ順に分け、さらに砕く。一度やると半年はやりたくない。

 以前やったように、スポンジを薄く切って黒く塗るという手もある。どちらが良いかは微妙な問題もある。 

newly paintedcabooses in Kobe (1)cabooses in Kobe (2) その他最近塗った車輌群である。

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2024年07月05日

またまた C&O coal hopper

C&O peak-end hopper これも C&O の peaked end hopper である。前回紹介のものとは微妙に異なる。


 前回紹介したものは、間違いなくUS Hobbies(Levon Kemalyan氏がインポータ)の製品である。板は 0.4 mm で、ある程度の丈夫さが担保されている。ボルスタは黒いフェノ−ル樹脂で、台車から絶縁されていた。

old and new 今回のものは板が薄く、また寸法も微妙に違う。やや細いのだ。しかし製作手法はほぼ同じだ。おそらく、Max Gray以前の輸入品International 製)だろう。もちろん製造は安達製作所のはずだ。1957年頃だろう。この写真で手前は少し上部の幅が狭いのが分かる。側板上の部分の傾斜が急だからだ。

 ボルスタは t 0.6 ブラス板で、それに殆ど効かない M3 のJISネジが立ててあった。ピッチが荒いので、ほとんど効き目がない。めくり取って 1 mmの板で作り直し、その中心部にさらに t 1.5 のブラス板を貼り重ねて ISO ネジの穴を作った。台車が絶縁材料だから、金属製で良いのだ。ブレーキシリンダ、エアタンクなども無かったから、それらしいものを探して付けた。。
 連結器付近は弱いので、例によって t 1.5で作り直し、衝突に耐えるようにした。ホッパ下部は何も付いていず、寂しいのでアングルで小部品を付けた。

 ミッチャクロンで下塗りして、艶を出す塗装をした。ディカールを貼り易くするためだ。石炭を積まねばならない。夕張炭を10 kgほど持っているので、砕いて積む予定だ。

C&O peak-end hoppers このホッパ車の寸法が他と異なるということは、並べるまで全く気が付かなかった。見かけ上は同じものに見えたのだ。入手した時に妙に安いな、と思ったことは覚えている。アメリカの市場価格は、意外と実情をよく反映していることが分かった。ブローカの知識が豊富なのだろう。  


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2024年06月29日

PRR H21 hopperの改良

PRR H21 hopper ブレイスの向きが不可思議なホッパを修正した。3Dプリントで作った枕梁をかぶせるようにしたのだ。新しい枕梁は太いので既存の枕梁を完全に覆い尽くす。ヤスリでその部分の塗装をはがしてから、接着剤を塗って被せた。実に簡単である。この種の仕事にはスーパーXが適する。
 固まってから、エポキシ樹脂を流し込んで隙間に充填した。これできわめて丈夫になった。

 次はブレイスの撤去である。ハサミでチョキンと切り、あとはハンダをネジ切って出来上がりだ。ハンダはほんの少ししか効いていないから、簡単だ。

 新しいブレイスは木材に同色で塗装したものである。長さを合わせて切り、接着剤を塗ってはめ込んだら出来上がりだ。後はGrab Iron 掴み棒を付けるべきだろうが見えないところなのでサボってもばれないだろう。

 修正したものを見ると、実に太い。これならポーリング・ポケットを押しても座屈しないだろうから、反対側の引張りで十分に持つであろう。しかし重そうだ。 

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2024年01月10日

loading / unloading coal

 石炭をどの様な方法で積んで、どうやって荷下ろししているかということには興味があった。

 70年代に炭鉱が近くにあって、見に行った事がある。昔ながらの方法で、両側に屈強の男が二人一組で立ち、ホッパ車の下のラッチを外して中身を出し、その蓋を閉じる。これは重労働である。その後閉鎖され、遺構があったがそれも高速道路の工事で無くなってしまった。思い立ってYoutubeを検索すると、現代のいくつかの事例が見つかった。

 まず積むときの様子である。かなり細かく砕いた石炭を、微速で動いている貨車の上から落としている。横についているゴムの板がくせ者で、安息角ギリギリで山を整形しているように見える。

 下ろすときはホッパを開いただけでは落ちにくいことがある。この動画では振動を与えて落としている。上から降りてくるものがその vibrator である。ただ載っているだけのように見える。これが振動を始めるとへばり付いていたものが落ちる様子が分かる。
 ホッパの出口蓋は自動で閉まる様だ。これは大きな省力化である。全体をひっくり返す方法は効率的だが、投資額が巨大である。貨車も全て替えねばならないからだ。

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2024年01月08日

open top hoppers 3

2-bay hoppers (2) これらの塗装は過去にも施したことがある。これらのディカールはイリノイ州のハーマンの遺品だ。

 左はオフセット・サイドなどと呼ばれて、容量を増すために骨の外に板を貼っている。側板は上の方で曲がっていて、その上は外側に骨を貼っている。部品の数が多く、工場での組立てに手間がかかる。その点、前回紹介のプレスした板を張る方式は、部品が少なく手間もかからない非常に賢い方法である。

 ともかく、右は穀倉地帯の模型人の好みだから、農業関係の会社のディカールである。 番号だけは多少変えてある。文字が多くて貼るのは大変である。台車は高抵抗車輪付きの仮台車である。2%の坂をかろうじて転がる。

2-bay hoppers (1) この左側は B&O のごく普通の貨車である。よく見るとまだ文字の貼り足りないところがあった。

 右は Berwind Coal Co の貨車である。黒い日の丸がついていて面白いが、ディカールが変質していてまともに貼れない。剥がして別の物を貼ろうかと考えている。このディカールは50年前にシカゴで買ったものだ。さすがにパリパリしていて無数のヒビが入っている。補強剤を塗ったが、救い切れなかった。

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2024年01月06日

open top hoppers 2

C&O 70 ton panel side hopper (2) 側面の板が膨らませてあるタイプ(パネルサイド)もある。これは賢明な設計で、工場で組み立てる時の工程をほとんど変えなくても容量が増す。なおかつプレスでの押出しでの加工硬化により、強度を増大させることができる。

 これはC&O塗装とした。前回は黄色塗装であった。あまり多くなるのは避けたいので、黒塗装であればC&Oが無難である。
 C&Oはその後他の鉄道と合併を繰り返し、CSXとなった。今でも石炭輸送を多く担っているが、この種の貨車はすべて廃車となり、長さが統一された石炭車となった。また、車体下部にホッパがついたタイプは減り、バスタブ型の車輌が増えた。ロータリィ・ダンパが普及したからである。 


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2024年01月04日

open top hoppers 1

 一度に7輛塗った。黒の単色とは言え、疲れる作業である。車端のホッパの下の部分には塗料が入りにくい。先に筆で塗ってから全体を吹いて、時間と塗料を節約した。

C&O peaked end open hopper 今回のホッパの中には珍しい個体がある。C&Oの 70 ton peaked end hopperという車輌である。これは長年探していたが、出会わなかったものだ。入手したジャンクの中に半分壊れたのを見つけ、丁寧に修復した。車輪、台車はまだ塗ってない。

 普通のホッパは妻部分が側面と同じ高さで、半自動の積込み装置ではかなりこぼれてしまう。妻が高いと石炭を盛り上げたときにこぼれにくいということだろう。この貨車も写真のように満載にするつもりだ。そのための石炭(本物)も十分に用意してある。

C&O peaked end この写真をどこから入手したのかは覚えがない。この積み方を見ると、長い列車を超低速で動かしながら、石炭の流量だけを制御していると推測する。

 どこかのコンテストで超低速の競争があるようだが、単機では何の意味もないということに、いつまでも気付かないのはどうしてだろう。

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2023年12月31日

C&NW ore cars

C&NW ore car (2) 長い間塗ってなかったオアカーをまとめて塗った。色は迷ったが、この緑の塗装が気に入った。とりあえず3輌塗って様子を見て、あと10輌ほどあるから徐々に塗り替えようと思う。連結器の色は後で仕上げる。

C&NW herald ヘラルドはウェブ上で探して印刷をお願いした。この種の仕事は昔に比べるとはるかに楽になった。昔は様々な本のページをめくって探し、色を確認しながら作らねばならなかったのだ。


 台車のキングピンの位置が正しいとこのようになるという見本である。極めて実感のあるオアカーとなった。これを見ると今までの物は一体何だったのだろうと思う。いずれ全部作り替えるつもりだ。

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2023年12月03日

続 不可思議なブレイス 

H21 endsillH21-drawing Pennsylvania鉄道の生き字引のbrass-solder氏から連絡があり、非常に鮮明な写真を送って戴いた。この機種には、普通とは異なる筋交いが入れてあることが分かった。端梁は異常に太く、それでポーリングを承けるようだが、その頻度は極端に少ないと思われる。

 さらに連絡があり、この種の珍しいブレイスはH21とGLAという機種だけにあることがわかった。その他は常識的な配置だそうだ。

 H21の端梁は異常に太く、ぶつけてもそう簡単には曲がらないような気はするが、同じ質量でなら、通常型のブレイスのほうが頑丈であると思う。設計者が計算上これで良いと言ったのかもしれないが、後に元に戻ったわけで、なんとも不思議な話だ。筆者は、この種の些細なことも非常に気になるタイプの人間で、随分頭を悩ましたが、これでスッキリして眠れると思う。もっと早くbrass_solder氏に相談すべきであった。

 実は今ペンシルヴェイニア鉄道のカブースが5輌、塗装待ちなのであるが、随分調べても分からなかったことが、今回のついでに聞いたら氷解した。いずれ紹介したい。


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2023年12月01日

不可思議なブレイス

 Atlas 社の製品で、H21という70トン積みホッパ貨車がある。ペンシルヴェイニア鉄道で石炭を運ぶものだ。この貨車のブラス製品は、かれこれ40年のうちに3輌集まり、塗装してディカール貼りを施すばかりだ。このプラスティック模型は上から見るとよくないということを書いたのだが、その端梁のブレイス(筋交い)は不可思議であることは書かなかった。あまりにも衝撃が大きく、うろたえてしまったのだ。
 石炭を表す黒い板は少し沈めたが、縁取りが太いのは隠しようがない。いずれ削り落とす。

PRR H21 端梁にはポーリング・ポケットがあるから、そこを突いたときに端梁が曲がらないように支えているはずだ。ところがこの模型はそうではない。連結器座を支えている。これは単純な間違いなのか、それとも本物がこのような構造であるのかは、この10年で随分調べたが分からない。

PRR HT 一般的にはこの図面のようになっている。これはCar Cyclopedia 1936年版である。これはHTで、H21の進化版の90トン積みである。H21は1920年代の設計のはずだ。端梁は外に向かって斜めに支えられている。極めて順当な設計である。

unusual braces ところがカーサイクロを片っ端から見ていくと、たまにはこういうのもある。筋交いが逆方向である。どすんと突かれたときに壊れないものか、筆者にはよくわからない。側面の梁は厚いとは言えない。このような図面はこの例しか見つからない。 

 上のH21の写真を見ると端梁は異常に厚く、そう簡単には曲がらないだろうが、裏から支えてあれば設計は楽であるはずだ。
 気分が良くないのでしばらく見ないことにしていたが、ディカールを貼るための資料として出して来て、見てしまった。しばらく寝付きが悪くなるだろう。


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2022年11月22日

新車のロールアウト

 しばらく前から用意してあった貨車を塗った。このところ天気が良いので、順次塗っている。ミッチャクロンのお陰で、そう簡単には剥げない塗りができる。

UP wartime composite hopper これは先回の記事で、天地逆に転落したと書いたものである。ありがたいことに、ほとんど被害はない。
 これは1942製のwartime composite hopperである。直訳すると、「戦時型・複合材料ホッパ車」である。要するに、鋼板を節約するために、木板で囲いを作ったわけだ。滑る部分は鋼板でないと滑っていかない。安達製作所製である。本当は1944年製にするべきだったかもしれない。

B&O wartime composite hopper これは連結器を下にして落ちたが、トリップ・ピンが僅かに曲がった程度で、他には全く傷がない。
 これもwar emergency composite hopperである。このように「非常」という言葉を入れることもある。アメリカとは言えども、材料の節約はかなり徹底して行われたようだ。連結器から、斜め上に、ホッパの滑る部分を支える支柱がある。ここを補強すると、今回のような事故に耐えうる車輌になる。

WIF boxcar これは1949年に塗ったことになっている。西インド諸島果実航送鉄道である。フロリダとハヴァナを結んでいた。実物を見たわけでは無いが、筆者の好きな絵柄だ。northerns484氏の作図とDr.Yの作成による特製ディカールである。大きなものを貼るとき泡が入らないようにするのは、かなりのテクニックが必要である。同型をあと2輌作っている。

 塗り立てを持って行ったので、まだウェザリングを施してない。   

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2022年11月20日

転落事故

 慣性増大装置の実演をしている時に2輌のOゲージ貨車が落下した。線路の末端の車止めに雑誌が広げて置いてあり、貨車が乗越え易くなっていたのだ。ジャンクから組直したもので、もとは事故車を安く買ったものである。そのジャンクは衝突事故で、両端が潰れた状態であった。連結部がめり込んでいたのだ。壊れやすいのは背骨の末端の連結器がついている部分である。板が薄くて座屈していた。そのあたりをすべて切り離し、新しく部品を作り、組み直した。

fixing reinforcement in the spine その部分に1.5 mmの厚板を貼り重ね、連結器の付く部分だけを、フライスで0.3 mm削り落とす。厚板は背骨の溝の中に完全にハンダ付けする。これは炭素棒でないと無理である。こうすると極端に丈夫になる。もちろん上下左右には細かい骨で支えてある。たっぷりのハンダを付け、接合部の隙間には完全に流し込む。この種の仕事はコテでは難しい。既製品では、このあたりのハンダ付けがチョイ付けであるから弱いのだ。全面的にハンダが流れるようにする。連結器はエポキシ接着剤で付ける。接着は剪断力に対しては強い。重しを掛けて、接着剤層を薄くするのが秘訣である。
 事故直前にご覧になったTMSの名取編集長が、
1.5 mmですか!?」と驚かれたが、「必要なのですよ。」とお答えした。  

 今回の事故の1輌は連結器を下にして垂直に落ちたようで、Kadeeのトリップピンがわずかに曲がっていた。もう1輌は完全に裏返しで落ちたようだ。上面にかすり傷があった。 
 前者は事実上被害なしである。後者は、タッチアップして補修完了である。Pタイルの床には傷がついたかもしれない。
 
 奇しくも、事故によって頑丈さが立証された。何人かから、どうして壊れなかったのかという質問があったようだが、この程度の答で良いだろうか。この種の貨車は引っ張りには十分強いが、圧縮には弱いので、そこを補強するのがミソである。既製品の構造ではとても足らない。当社の貨車はすべてこの仕様で作られているから、かなり荒っぽい連結作業にも耐える。 

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2022年03月16日

PRR H21 hopper

 発掘された貨車にペンシルヴェイニア鉄道のH21 ホッパ車があった。これは60年前に安達製作所が作ったものだ。 少ない資料から、手際良く作られている。細かい部分は省略されているが、塗装して走らせるには、申し分ない。

PRR H21 (3)PRR H21 (4)PRR H21 (2) 筆者はこの形式が好きであった。過去にブラス製は1輌しか入手できず、Atlasの塗装済プラスティック製を求めた。細かい資料を得て作ったのだろうから、細部まで出来ているような感じはする。しかし、気に入らなかった。台車の性能が悪いことは承知の上であって、取り替えてある。他に、どうしても我慢できないことがあった。

 模型は本物とは異なり、やや高いところから見ることが多い。すなわち、上からの見え具合は大切なのである。この貨車は、プラスティック製だから、宿命として、肉厚である。しかし、工夫して薄く見せることは可能であったはずだが、そのままである。特に、角の部分の当て板が許せない。こんな形であろうわけがない。

PRR H21 (5)corner plates 石炭を載せてあるのだから、工夫の仕方はいくらでもあったはずだ。左のブラス製は薄さが出ていて、素晴らしい。右の写真を見ると、2 ft ナロゥの hopper のような感じを受ける。

 この厚さが気に入らなくて、このAtlas の貨車は、棚に入れて横からしか見ていない。縁を斜めに削いでやると多少は見られるかも知れない。そのときは、角の当て板は金属製にするべきだろう。せっかく細かく作ってあるが、台なしである。

 ブラス製には多少のディテールを足すつもりだ。ディカールはDr.Yにお願いするしか無い。台車は本物の図面があるので、S氏にお願いして、3Dプリントにしたい。今は仮にAndrewsを付けてある。アンドルーズ台車は時代的に合わないものである。

 塗装されているが、接着が甘く、部品がポロポロと取れてくるのには参る。全て外してスーパーXで付け直した。このような車輌を走らせると、脱落した部品を踏んで、事故が起こることは必定である。
 そういう点では60年前の日本製は、間違いがない。 

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2019年06月22日

続 F scale

hopper car この木造ホッパ車は、部品数200以上のかなり面倒なキットを組んだものだ。鋳物部品もあるが、それらは精度の高い硬い鋳物である。活字合金のような気がする。ヤスリが良くかかるので具合が良い。すべての木材は正確に切り出されている。削らなくても必ず合うのが良い。斜めのかすがいも、ぴたりと納まるのには驚いた。
 こんな正確なキットを作る人が居るのだ。飛び出したハンドレイルも、手が当たりやすいところだけは、ブラスの鋳物である。よく気が付く人が作ったことが分かる。ブレーキ・リギングは活字金製のようだが、あまり実感的でないので、ブラスで作り替えることにした。その部分だけを除いて完成だ。これも金属部品だけを塗装して、全体にウェザリングを施すとできあがりだ。

 ニューメキシコの Hartford という模型屋であった。2001年に土屋氏とシカゴに行ったときに、この模型屋に行きたいとのことで、地平線の見えるサンタ・フェ街道を 3日もかけて車で行った。遠かったけれども、楽しいドライヴであった。その時はRaton峠は通らなかった。そこでたくさん購入した物の一つである。この店は今は買い取られて、ユタ州に引っ越したようだ。
cabooseinterior 他にも flat car、gondola、caboose などがある。大きなものなので、耐衝撃を考えた作り方をしないと、連結時に壊れてしまう。カブースは車内まで作る部品があった。資料がないから大変である。博物館の蔵書を調べてそれらしく作るしかない。これは土屋氏の製作だ。塗装は非常に実感的である。内装は筆者が作っている。


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2019年02月13日

神戸の行事

 9日に神戸で行われた行事に参加した。都合20輌強を持って行った。どれも塗料が完全に固まっていず、臭いがプンプンする状態だった。筆者はエナメル系塗料を使う。触っても良いが、完全には固まっていない状態は1週間ほど続くのだ。酸素と結合して固まるので、時間が掛るのである。

wooden  gondola 古い貨車も用意した。この gondola 無蓋車は木製キットを組んだものだ。古いキットで、寸法が合わず大変苦労した。ソフトメタルの鋳物パーツも出来が良くなく、自作したものと取り替えているところがある。古い carcyclopedia を見て、ごく適当に作ったが、長い時間が掛った。足掛け20年以上かかっているが、ここで完成しておかないと出来そうもなかったので、思い切って完成させた。

 できたものがあまりにも綺麗で、そのままでは、人に見せるのが恥ずかしかった。適当に汚さねばならない。フロクイルのDust(埃)というのがあって、これは実に良い。もう売っていない。ストックは少なく、先行きが不安だ。

UP hoppers 多少ぶれていたので、まともな写真と取り替えた。ホッパを塗ることになっていたが、シカゴ近辺のものはたくさんある。当鉄道にはUP塗装が少ないことが分かったので、この色に塗った。ディカールはありあわせである。これも適当に汚した。車輪の外は車体色あるいは指定色(たいていは油でべとべと)、内側はさび色である。これは当鉄道のすべての車輛について、実行していることである。


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2017年04月06日

International Harvester Co.

International Harvester このホッパも自作である。と言っても側面の板だけは安達製作所製のプレス部品である。このpanel side というホッパは、1929年あたりから製造され始めている。非常に賢い発想で、プレスで加工硬化させて強度を出し、同時に容量を増やしている。

 先回紹介したoff-set hopperよりも作るときの工程数がはるかに少なく、ほぼ同様の容量を持つ。安達製作所製のプレス板は焼き鈍し板を使っているので、曲がっているところは硬いが、真ん中あたりは軟らかい。本物のようだ。

 この板が何十枚かあった。プレスの不良品は捨て、15輌以上完成させた。切り継いで3-bayにしたものもいくつかある。ホッパの自作は、側面さえあれば簡単なのだ。
 それ以外の部品はほとんどが長方形で、あとはプレスの骨だけである。骨の数は厳密に数えて、管理してきた。足らなくなると組めないからである。しかし現実にはかなり足らなくなって、骨を自作して足した。骨は帯板に角線を貼って作る。それほど面倒でもない。床下のホッパは展開図を作ったので、板を切り抜いて曲げればできる。床に接する部分を僅かに長めに作り、ベルトサンダで落とすと楽である。アングルはかなり予備があり、その点は楽であった。角の丸みを作る金具は貴重品で、これだけは無いと作れない。 

 インターナショナル・ハーヴェスタという会社は元々は農業機械の会社だが、自動車分野に進出してトラックなどに大きなシェアを持っていた。トレーラ・トラクタ、四輪駆動車、消防車などでよく見た。現在は他の会社と合併して、名前は聞かなくなった。労働争議が原因でつぶれたと聞いた。 

2017年04月04日

Ford open top hopper

Ford open hoppers 以前ディカールがだめになって困っていた、あのディカールが手に入った。northerns484氏のご努力で字体を復元でき、Y氏がディカールを印刷してくれたのだ。しかも3輌分作って戴いたので、予定を変更して、3輌作った。

 安達製作所製の新品のホッパがハーマン宅から来ていたので、まずそれを仕上げた。次にキット組みが2輌あったので、大至急仕上げて塗った。このキットは最近は組む人がいないので、捨て値で取引されている。筆者は延べ20輌ほど組んだ。一部はアメリカの友人のところに行った。同じ作りのものを同時に複数台作るのは、本当に楽だ。
 オリジナル仕様では感心しない部分があるので、そこは新しい材料を切って作る。材料と工具がふんだんにあるというのは非常に幸せなことである。

 この貨車は、デトロイトのフォードの工場の主原動機である6000馬力の蒸気機関を動かすのに必要であった。そういう意味では1輌ではおかしなものだ。本当は10輌ほどの一群が居たはずだ。この車輌については、資料となる写真が少ない。筆者も何かの本で1枚しか見ていない。カーサイクロは確認したが載っていないから、他の本だ。

 これらのオープン・ホッパは側板の外に骨が出ている。この改良型がオフセット・ホッパだ。それは骨を内側に持ってきて、外板を平坦にしている。すなわち、骨の厚さ分だけ断面積が増す。
 その二つを並べると、容量が同じだが、高さがかなり低くなっている。より重心が低くなるわけだ。 

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2016年11月07日

Rail Craft の貨車キット

 最近はレイアウトの工事を数時間して、気分転換に短時間車輛を触ることにしている。その方が体力的にも具合が良いことが分かった。このキットはシカゴから来たものだ。前から探していたもので、構成に興味があった。

Railcraft panel side hopper Rail Craft はミズーリ州の製造者で、1940年代に様々な貨車のキットを出していた。ホッパは何種類もあった。そのうちのパネル・サイドというヴァージョンである。ホッパの縁部は寸法が決められていたようで、その下の部分を細工して、容量を増やしていた。骨の外に外被を付けるのは先日お見せした。これは外に持ち出したパネルを付けている。加工硬化で薄板でも頑丈になるのだろう。 

 全体は、工場でジグにかぶせて組んだようだ。直角も出ている。ハンダ付けはアメリカ人にしてはうまい。ジグから外して、内側はあとから付けてある。すべての要所に隙間なくハンダが流れている。購入者は縦のリブとかデッキ部の造作、梯子などを付けるわけだ。結構面倒な仕事もあり、自分で作ったという満足感もかなり得られるようになっている。

 写真は途中の様子である。縦のリブは安達製作所の部品と取り替えようと思ったが、オリジナルを生かしている。これを見ると、安達製作所の構成は明らかにレイルクラフトの模倣だ。安達製作所製のほうが細密感があるが、オリジナルには素晴らしいところもある。

 ホッパ縁部の部材が、チャネルである。安達製はアングルだ。やろうと思えば真似できたのに、どうしてしなかったのだろう。細いアングル等はブリキ製である。錆びやすいが硬いので、細くできる。その辺の見極めは良い。連結器座のあたりは薄くて良くない。やはり切り取って、厚板を張り、対衝突性能を上げる。台車の心皿はブロックを削って嵌めた。完全にハンダを流して固着させる。すべての工作が終わってから、ドリルで穴を開け、タップを立てる。

 多少手間をかけて、当社仕様となる。連結するとカツンと剛性のある音がする。 

追記 ここには書いてないが、この模型はやや大きい。17/64インチスケール(約1/45.2)である。すなわち、1/48の他車とつなぐとかなりの差があり、混結は断念した。  

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2016年10月26日

続々 完成した貨車

LV covered hopper この貨車もMax Grayが輸入した時代のものだ。安達製作所が作った。少ない資料でよくぞここまでできたものだ、という感じの製品だ。少し手を加えると良いのだが、きりがないので色を塗った。ディカールはたまたま特注品を譲ってもらったのがあった。それによると、black underframe とあったので、フレイムだけ筆で黒く塗った。ディカールはもう少し密着させてから艶消剤を塗る予定だ。

SLSF offset hopper 先日紹介したアライグマの皮のヘラルドである。coon-skinという。帽子にも使う。デイヴィ・クロケットがかぶっているものだ。日本ではアニメイションのせいで、アライグマはかわいいという先入観があるらしいが、アメリカでは単なる害獣である。ライフルでよく射殺する。皮を剝ぐ人も減った。単に撃ち殺すだけで放置する場合が多い。鳶や鷹が来て持っていく。この種の鳥をscavenger(ゴミあさり)という。
 ディカールの密着がよくない。再度修正が必要だ。写真を見てから気が付くのは、目が悪くなったのだ。写真のピントが浅いのも困ったものだ。いずれ撮り直すので勘弁戴きたい。

IC offset hopper Illinois Central の off-set hopper car である。黒色のものもある。これらは内容量を少しでも増やすために、縦骨の外に外被をかぶせた。全体を少し大きく作ればよさそうだが、積込み設備での位置決めや、機械で回転して荷下ろしをすることがあるので、その当たるところの位置関係を変更したくなかったのだろう。これもディカールの仕上げがしてない状態だ。

EJ&E この boxcar を塗らなければならないが、色合わせに苦労している。参考のために直写日光下で撮影した。この色はどこの電車の色だろう。南海の濃い緑だという意見は戴いている。 

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2016年10月14日

続 open top hopper の整備

 貼り付けた t1.2 はわずかに設計値より厚い。ハンダ付けした後で、フライス盤でひと舐めする。0.1 mmほど削るのだ。こうすることにより、連結器が完全な平面に取り付けられる。ハンダの厚みとか、様々な要因が一掃されるわけだ。

 穴を開けてタップを切る。そして接着剤を塗って、Kadee couplerを付ける。ネジ一本では多少のガタが生じると緩みやすい。ネジが落ちると大事故になる。金属製の貨車は連結器の片方を電気絶縁する。何かの間違いで、たくさんの貨車の先端と後尾が導通するのを避けるためだ。まずそんなことはないが、念のためである。

painted cars また早朝より天気の良い日があったので、8台塗った。今回は塗り分けがあるものもあるので、慎重に塗った。塗膜が硬くなってから、マスキングをする。黄色の家畜車は3色塗りであるが、屋根と妻が銀、床下が黒であるから簡単だ。

 問題は次回に塗装予定のboxcarたちで、側面の上下が塗り分けられている。水平に塗り分けるのは非常に難しい。定盤の上でハイトゲージでケガくことになる。貨車のボディを定盤の上に正確に置くのは、意外と面倒なのである。たくさんのブロックを用意して支えなければならない。

追記 上の写真の背景にあるフェンスはpicket fenceですね。というコメントを戴いた。その通りである。よく見ていらして驚いた。表は白で、内側が緑である。

2016年10月12日

open top hopper の整備

USH hopper conversion シカゴから貰ってきたブラス製貨車を整備している。台車が足らないので3台しか直していない。この貨車は安達製作所製である。以前入手したジャンクとは異なり、完成品なので、ダミィ・カプラが付いている。その部分を外し、Kadeeが入るように切り取る。

USH hopper conversion 2 そこに t1.2 のブラス板を貼り付けて、高さを合わせるが、チャネルをただ切っただけでは、連結時の衝撃で壊れてしまう。台車キングピンのところまで深く差し込んで、全面ハンダ付けをすると丈夫だ。
 こうすれば、連結器にかなりの力が掛かっても座屈することが無い。こういうところに少し気を付けるだけで、長持ちする模型になる。

 ホッパの連結部はややこしい形をしているので、めり込むと修復が困難だ。以前めり込んだのは、切り落として全く新しい部品を作って嵌め替えた。大変に面倒な作業で、二度とやりたくないのだ。要するに加わった力は背骨を通って次の車輛に伝わらねばならない。途中で弱いところがあると、そこが座屈するわけだ。

 天気予報を見て、塗装日を決め、塗料瓶の数を確認する。塗り始めてから足らないことがわかると、悲惨だ。 

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2009年02月06日

続 Arvid Anderson の Kit 

Arvid Anderson Kit  Arvid Anderson のキットは、単なる素材キットである。要するに、板を所定の寸法に切り、あとは適当にチャネル、アングルを入れてあるだけである。

 設計はうまいとはいえない。特に下廻りの設計はよくない。力の掛かり具合を考えていない。連結器の付く部分も薄く、衝突時にはくしゃくしゃになることは明白だ。
 仕方がないので、車端部分にはボルスタ部分まで届くような、また幅が十分ある大きな厚板を貼り付け、力を分散させる必要がある。

Arvid Anderson Kits 1 図面をご覧になれば、どんなものかは見当がつくであろう。細かい寸法は一切出ていないので、割り振りが大変である。同じものを沢山作るなら型紙を用意しておけば良いが、そうでなければ極めて面倒である。

 完成後には、端材がかなり残る。実は、アングルなどの出来が悪く、3割くらいは捨てなければならない。その分が見込まれているわけである。




Arvid Anderson Kits 2 ホッパ車のように斜めの板が組合わされるようなものは、正確な図面がないのでとても難しい。ジグを作ってはめ込み、組立てた。

 出来上がると、そこそこに良いが、板が薄いので軽くて値打ちがない。特に Flat Car は軽い。裏側に錘を接着した。適当な積荷を用意せねばならない。

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2009年01月25日

90-ton Hopper car

UP 90ton Hopper Car この90ton Hopper Car はMax Grayの#501 Twin Hopper Offset-side, Flat End の側板から作られたものである。
安達製作所から購入したジャンク部品はいろいろな原因ではねられた物である。打痕があったり、落下品であったりする。いずれ修理して出荷するつもりであったろうと思われるものもあった。

Splicing Hopper Sides この側板は明らかに落下品であった。右の端がめくれていた。直したけれど直らなかったのであろう。探すと左の端が同様ににめくれたものもあった。その部分を切り落としてつなぎ、継ぎ目にリブを置けば完璧に隠せる。
 UPの図面集を見ているとよく似たものがあった。それを参考に作ったのがこれである。知らない人が見ると、MGの製品かと見まごう仕上がりとなった。上端の縁取りは、本物もこのような補強が付いている。残念ながら1台しかない。もっと沢山作ればよかった。
 
UP 40ft Boxcar この40ft BoxcarはMGの時代のものではなさそうだ。ジャンクの中から側板を見つけて、その屋根を探した。見つかったのはIMPの時代のへなへなの屋根であった。それも何枚かの良い部分を切り継いでの製作である。
 エンドは韓国製の部品、ドアとラニングボードはAll-Nation製品である。ラニングボードはエッチングしたものをプレスしてあり、透けて見える。屋根板に開いていた孔は全て埋めた。ここまで手を掛けるなら、屋根は自作しても良かった。しかし、プレスによる凹凸は板の貼り合わせでは表現し難いから、これで良しとする。

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2008年03月16日

続々々 Garyのレイアウト

Hopper cars このホッパ貨車は、KTMから輸出されたMax Grayの3-Bay Offset-side Hopperである。製造はA製作所である。内部を見ると内側のリブが実物どおりにつけてある。ここまで加工したのを見たことがない。図面集を見れば、確かにそうなっていることはすぐ分かるが、やろうとは思わない。どうせ内側は積荷で見えなくなるということにするからだ。ハシゴもプレスを捨て、線を曲げてつけている。

ATSF Caboose これもその時代のカブースであるが、Wigwagをつけている。無線のない時代の、カブースから機関車への連絡装置である。簡単な加工で面白さが出る。これはやってみよう。しかし、穴を同心円状に開けないとみっともない。作るのは大変そうである。
 隣のDaylightもS製作所の製品であるが、細かく作り直してある。

ATSF 2-10-4 これはKTM-Max GrayのAT&SFである。製造はS製作所。実に手際よくディテール工作がほどこしてある。キャブの窓の位置を移動させてあるのはさすがである。普通はそこまで気が付かない。 

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