stock car
2019年02月11日
家畜車を塗る

コンソリがある。これが走っているのを見たわけではないが、これに牽かせると似合う貨物列車だと思う。側線に留置しておける長さである。カブースをスクラッチから作り、コンソリを塗って完成させるのが今年の目標だ。
木製の貨車は素晴らしい。組むのにかなりの手間がかかる。エポキシ接着剤もたくさん要る。塗装は下塗りが大変である。塗料が浸み込むので、サーフェサを浸み込ませて固めて置く。ある程度研いで、中塗りをし、上塗りという手順だ。ブラス製は塗装が楽であるが、金属製の家畜車は良くない。木板の部分を薄い材料で作るので、実感がないのだ。さりとて厚くすると重くて持てないだろうし、シアで切ると切り口がダレる。
妻と屋根は渋い銀に塗り、赤い文字のディカールを貼る。このディカールもDr.Yに作って戴いたものだ。Champ のディカールはもう手に入らないのだ。
筆者としては、もう家畜車を作ることは無いだろうと思う。木製キットを組むのは大変で、もうやりたくないというのが本音だ。
2018年06月26日
木製キット
逆説的ではあるが、木製キットは長持ちする。法隆寺は1000年以上持っている。接着剤はエポキシ系のものを使わないとダメである。いわゆるホワイトボンドは長持ちしない。これは伊藤剛氏の意見でもある。剛氏はどんな材料が長持ちするかをまとめて、クラブ内向けに発表されたことがある。
80年代まではアメリカには木製キットを作るメーカがたくさんあった。Basswood(シナの木の一種)で作られたキットは有名であるが、パイン材(松の一種)のキットもすばらしい。日本の松とは異なり、目が細かく、艶がある。

この家畜車は筆者の好きなもののひとつである。見つけると買うが、もうほとんどなくなった。一つ10ドルで買える時代になってしまった。側面の枠だけは、工場で接着して組んであるが、誰も組めないのだろう。文字を印刷して付けてあったが、それは外した。別の色を塗る。右の写真の床板は、細いものを何十枚か貼り付けて作る。凝ったキットである。
簡単なジグで押え込んで接着する。できると素晴らしい。
木はプラスティックよりはるかに長持ちする。cattle car(家畜車)のように本物も木の板が貼ってあるようなものには適する。20輌弱の家畜車だけの編成を作って、コンソリあたりに牽かせたい。カブースも専用のを作りかけている。支線を走る列車だ。本線を走るときに、長大列車に組み込むことは稀である。家畜車だけの列車が普通だ。
動物であるから水や餌をやらねばならず、その乗務員が乗る専用の車輌やカブースもあった。
家畜車は鋼製のものは評判が悪かった。内側が木板張りでないと、商品に傷が付くのだそうだ。厳冬期に鉄板は凍てつき、家畜がそれに触れると一瞬で凍り付く。びっくりして逃げようとして皮が剥がれてしまうのだそうだ。その点、熱伝導率の低い木板張りは事故がなかった。
今は家畜車は消えてしまった。筆者がアメリカに居た70年代には支線の留置線で見かけたが、既に廃車寸前であった。
80年代まではアメリカには木製キットを作るメーカがたくさんあった。Basswood(シナの木の一種)で作られたキットは有名であるが、パイン材(松の一種)のキットもすばらしい。日本の松とは異なり、目が細かく、艶がある。


簡単なジグで押え込んで接着する。できると素晴らしい。
木はプラスティックよりはるかに長持ちする。cattle car(家畜車)のように本物も木の板が貼ってあるようなものには適する。20輌弱の家畜車だけの編成を作って、コンソリあたりに牽かせたい。カブースも専用のを作りかけている。支線を走る列車だ。本線を走るときに、長大列車に組み込むことは稀である。家畜車だけの列車が普通だ。
動物であるから水や餌をやらねばならず、その乗務員が乗る専用の車輌やカブースもあった。
家畜車は鋼製のものは評判が悪かった。内側が木板張りでないと、商品に傷が付くのだそうだ。厳冬期に鉄板は凍てつき、家畜がそれに触れると一瞬で凍り付く。びっくりして逃げようとして皮が剥がれてしまうのだそうだ。その点、熱伝導率の低い木板張りは事故がなかった。
今は家畜車は消えてしまった。筆者がアメリカに居た70年代には支線の留置線で見かけたが、既に廃車寸前であった。
2009年01月27日
50' Double Deck Stock Car
とても重い車輌である。780 gもある。
今回塗装したが、車内の塗装は難しい。塗料が完全にスプレイされているかは不明である。
東部の模型屋の倉庫にあった物で、安く譲り受けた。ドアは滑らかにスライドし、とても素人の作品とは思えない。実物は木製ではなく、鋼製であろう。妻板はドレッドノートである。
2007年04月29日
IMP の Stock Car
明らかにUPの貨車を模しているが、実感のない車輌である。何が間違っているのかは言い難い。全体のバランスがおかしいのだ。羽目板の幅が微妙におかしく、台車のキングピンの位置が中に寄っている。要するに台車が車体の端から遠いところにあるので、台枠が疲労して壊れてしまうはずだ。いずれ後者だけでも修理しようと思いつつ、30年経ってしまった。扉は一応開くようにはなっている。
一時期から、本物の屋根はアルミ色になり、日光を反射させて、車内の温度上昇を抑えるようになった。側面は1950年頃からのある期間、黄色のUPカラーになった。
しかしそのあとは家畜車はほとんど姿を消した。生きたまま運ぶのはトラックの仕事になったからだ。
馬とか牛はこのような一段式だが、豚や羊用は二段式である。IMPは一段の物しか出していない。
馬はオークションで手に入れたもので、これはよく出来ている。座っている馬はなかなか探せないものだ。