2026年08月28日

駐車場

 筆者の知っているアメリカは、どこへでも車で行けて、そこに無料で駐車できた時代のアメリカである。空いている道なら、路上駐車も全く問題はなかった。また、公設の博物館は全て無料で、毎日ハシゴができた。 

 最近は全ての施設で駐車料金が発生する。それもとんでもない金額だ。最低 25ドルほどで、場所によっては60ドルも取る。ホテルでさえも 12ドル〜35ドルほど請求される。これには参った。
 博物館に行こうと思うと、日時を予約して高額の入場料を前払いせねばならない。それに合わせて駐車場も他所を探すか、併設の高価なところに駐めねばならない。これはかなり面倒で気分が悪い。

Boston Museum of Fine Arts (3) ボストン美術館は53年前に行った。その頃は貧乏学生で無料は有難かった。路面電車が地下を走る風変わりな地下鉄で行った。電車賃は 50セント ほどであったような気がする。これは形が変わったが、今でも存続している。近畿車輌製を使っているようだ。


Boston Museum of Fine Arts (1) 前回見損ねたコレクションが展示されているので行った。以前に比べてかなり拡張され、床面積は2倍ほどにもなっている。配置されている学芸員の数が非常に多い。以前は警備員ばかりで、学芸員に遭遇することがなかったが、今回は地図を見て立ち止まっていると、必ず話し掛けて来る。どの人も博士号を持っているのには驚く。話し掛けに応じ、少し意地悪な質問をしてみても、正確な答を用意しているので驚く。さすがである。
  元皇族が NY のメトロポリタン美術館に就職しようとしたが排除されてしまったというニュースがあったが、納得が行く。勉強したフリでは通用しない何かがあるのだ。

Boston Museum of Fine Arts (2) 拡張部分をつなぐ部分が、高い天井の立派なダイニング・スペイスになっていた。せっかくだからここで食べてみようと、当地の名物の クラムチャウダ を注文した。期待通りの美味しいもので、懐かしい思い出が甦った。価格は高くはなかった。
 愛想の良い中年のウェイターに
「53年ぶりに来た」と言うと、「何が違っているか」と聞かれた。「広くなったし、この食事する場所は良いアイデアだ。昔は腹が減って、外に行って食べて来た 」と答えると、 
嬉しそうに「このダイニング・スペイスは素晴らしいと思いますよ。」と笑った。 

コメント一覧

1. Posted by M.K   2026年08月28日 16:05
駐車場が有料というのは車社会のアメリカでは不評にならないのか不思議です。
コロナ禍の前後から日本の美術館の人気企画展やヨーロッパなどの大きな美術館は予約制の所もあり当日入れないというのはなかなか困ります。
2. Posted by dda40x   2026年09月01日 09:19
 この高額な駐車料金は、市内への車の注入を減らす意味で行われているようです。地下鉄などの公共交通機関が整備されている大都市圏では、遠くの駅に設置されている廉価な駐車場に駐めて、電車で来てもらうということのようです。市民はその施策に賛成者が多いとのことです。
 また、駐車料金の一部は高速道路沿いの休憩所の整備にも使われているようです。昔はトイレだけしかなかったのが今は食堂、売店、給油施設などがある明るい施設に変わっていて驚きました。

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