2026年07月12日
How to fasten the observation roof
展望室の窓は大きい。そこに屋根を留めるボルトがあれば、かなりみっともない。以前購入したアメリカ人の組んだ展望車は大きな木片で天井を支えていた。それが目立つの避けるため黒く塗ってあった。実にグロテスクで参った。結局、天井板と床板以外は全て捨てた。
現在製作中の展望車は都合3輌あり、どれも内部がよく見えるから屋根を留める工夫が必要だ。細いボルトを壁に沿わせる手もあるが、やはり見えてしまう。
材料置き場でリン青銅の 0.6 mm厚の材料をを探し出した。これでバネを作って屋根を喰い込ませる。もちろん展望室には頑丈な天井を作り、それに引っ掛けるのだ。
以前ブラス板でこれと同様のバネを作ったが、どうしても疲労して堅くなり、バネが利かなくなって来る。リン青銅は金属疲労しにくい材料であるという知識は大切である。昔からTMSにはブラス線や板でバネを作る例がよく紹介されていたように思う。その後どうなってしまったのか、心配だ。殆どの模型は耐久性が考えられていない。何年経っても製造時のような確実な作動を求める人など、いないのだろうか。
ある科学博物館に興味深い展示があった。色々な種類のバネ材を用意し、同じ寸法に切り出してある。それにモータで負荷を掛けて曲げ、カウンタでその回数を表示している。鋼材各種、ブラス、銅、アルミ合金、ガラス繊維補強のプラスティックなど15種くらいが並んでいる。どれも数百、数千回以内でほとんど折れてしまっているがリン青銅だけは数万回でも生き残って、さらに実験は続いている。結果は本で読んだ通りだが、それを目の前で見ると衝撃的だ。
この展望車の屋根は、リン青銅のバネが丈夫な天井板の穴に嵌められ、後方に押し込まれるとグイと押し付けられ、左右のガタも無くなる。車体前部のトイレと物置の中に長いネジを付けて、それを締めるとどうやって固定したか分からなくなる。
現在製作中の展望車は都合3輌あり、どれも内部がよく見えるから屋根を留める工夫が必要だ。細いボルトを壁に沿わせる手もあるが、やはり見えてしまう。
材料置き場でリン青銅の 0.6 mm厚の材料をを探し出した。これでバネを作って屋根を喰い込ませる。もちろん展望室には頑丈な天井を作り、それに引っ掛けるのだ。
以前ブラス板でこれと同様のバネを作ったが、どうしても疲労して堅くなり、バネが利かなくなって来る。リン青銅は金属疲労しにくい材料であるという知識は大切である。昔からTMSにはブラス線や板でバネを作る例がよく紹介されていたように思う。その後どうなってしまったのか、心配だ。殆どの模型は耐久性が考えられていない。何年経っても製造時のような確実な作動を求める人など、いないのだろうか。
ある科学博物館に興味深い展示があった。色々な種類のバネ材を用意し、同じ寸法に切り出してある。それにモータで負荷を掛けて曲げ、カウンタでその回数を表示している。鋼材各種、ブラス、銅、アルミ合金、ガラス繊維補強のプラスティックなど15種くらいが並んでいる。どれも数百、数千回以内でほとんど折れてしまっているがリン青銅だけは数万回でも生き残って、さらに実験は続いている。結果は本で読んだ通りだが、それを目の前で見ると衝撃的だ。
この展望車の屋根は、リン青銅のバネが丈夫な天井板の穴に嵌められ、後方に押し込まれるとグイと押し付けられ、左右のガタも無くなる。車体前部のトイレと物置の中に長いネジを付けて、それを締めるとどうやって固定したか分からなくなる。 コメント一覧
1. Posted by 愛読者 2026年07月12日 22:33
科学博物館の展示に興味があります。それはどこの博物館でしょうか。国内なら見たいです。
2. Posted by dda40x 2026年07月13日 08:27
その博物館は名古屋市立科学館です。見たのは数年前ですから、今もその展示があるかは分かりません。間口10 mほどにモータでペコペコと負荷を掛けて曲げていました。カウンタが付いていて、折れるまでの回数が表示されます。折れたものはモータが止めてありました。
説明が少なく、あれを見て意味の分かる人はどれくらいいたかはわかりませんが、私にとっては感動的でした。
説明が少なく、あれを見て意味の分かる人はどれくらいいたかはわかりませんが、私にとっては感動的でした。
3. Posted by 愛好家 2026年07月13日 11:56
6月14日の記事にもブラス材の疲労の話がありましたね。できた時はうまく作動するのにだんだんおかしくなって最終的には意味をなさないという場合が、確かにあります。このブログではいつも加工硬化と金属疲労の話が出ています。こういう話は、よそではまず読めないので感謝しています。
4. Posted by 緑・最大 2026年07月13日 19:08
私は1980年の夏からTMSを毎月購入し、90年代中程くらいまでは割とちゃんと読んでいました。(その後は基本的に流し読みです)
そんな私が「バネはリン青銅で作る」と刷り込まれているので、少なくとも80年代あたりのTMSにはその様に書かれていたのだと思います。
そんな私が「バネはリン青銅で作る」と刷り込まれているので、少なくとも80年代あたりのTMSにはその様に書かれていたのだと思います。
5. Posted by dda40x 2026年07月13日 22:15
コメントありがとうございます。
私が残念に感じたのは、いわゆる木製道床のHO線路です。線路継目板がリン青銅でなく、ブラス製でした。
新品の時はうまくつながるのですが、10回も再組立をすると導通不良を起こし、それを直すと数十回目で割れました。中学生の時の友人のものでしたが、ずいぶん憤慨しました。
その後外国製のものを見ましたが、全てリン青銅(にめっきしたもの)で、巻いた構造であって弾力が保たれました。
TMSの古い記事にはブラス板のバネで木製線路の路盤をつなぐ構成があったように記憶します。その作者は考えていたようには思えません。
私が残念に感じたのは、いわゆる木製道床のHO線路です。線路継目板がリン青銅でなく、ブラス製でした。
新品の時はうまくつながるのですが、10回も再組立をすると導通不良を起こし、それを直すと数十回目で割れました。中学生の時の友人のものでしたが、ずいぶん憤慨しました。
その後外国製のものを見ましたが、全てリン青銅(にめっきしたもの)で、巻いた構造であって弾力が保たれました。
TMSの古い記事にはブラス板のバネで木製線路の路盤をつなぐ構成があったように記憶します。その作者は考えていたようには思えません。
6. Posted by 緑・最大 2026年07月14日 19:10
木製道床全盛の頃のお話でしたか、なるほどそれでは私の記憶にあまり残っていないわけです。(一応70年代までのバックナンバーは揃えましたが、それほど読み込んではいません)
ジョイナーの話で思い出したのが、特集シリーズか全書あたりで見かけた「ジョイナーをヤットコで締める」という技法(?)です。不適切な材質で作られたものへの対処法だったのですね。
ジョイナーの話で思い出したのが、特集シリーズか全書あたりで見かけた「ジョイナーをヤットコで締める」という技法(?)です。不適切な材質で作られたものへの対処法だったのですね。
7. Posted by dda40x 2026年07月14日 20:07
締めても駄目で、段々自然に抜けるようになります。仕方が無いので片方をハンダ付けしてしまうのですが、弾力がないので結局はダメになります。友人は饋電線を付け、ホックで電流をつなぎ、継ぎ目板は”がばがば”にしていました。 あれがリン青銅板なら、うまく作動したのでしょうね。
8. Posted by 模型保線屋 2026年07月15日 08:04
小遣いが少なく、小学生4年生の頃から木製道床の完成品は買えないので、部品と3点ゲージを購入して木製道床を組立てていました。最後にジョイナ・プレートを付けて完成なのですが、いつも緩くすぐに運転中に外れてしまいます。ある時友人の外国製のおもちゃの鉄道セットで遊んだのですが、レールが分離しないのです。よく見たらプレートの色が違うのです。此の事を木製道床を購入していた模型店でその部品を買いたいと言ったら、模型店の親父には『あんたの腕が悪い』と言われた。金持ちの友人の家にあった完成品は同じ様に接続部が広がっていた。1960年頃に読んでいた模型雑誌にもこの話題は載ってなかった。他の人達はどうしていたのでしょうね?
9. Posted by たかひろ 2026年07月16日 07:24
>8.
> 他の人達はどうしていたのでしょうね?
やはりペンチで緩んだらその都度締めてました
PEC〇の「ム」の字の先端が巻き込むカタチを知ってからはそちらに付け替えたので好調です
> 他の人達はどうしていたのでしょうね?
やはりペンチで緩んだらその都度締めてました
PEC〇の「ム」の字の先端が巻き込むカタチを知ってからはそちらに付け替えたので好調です
10. Posted by dda40x 2026年07月16日 08:00
たくさんのコメントありがとうございます。バネ材はリン青銅に限るということを広く伝えて行きたいものです。最近のNゲージは当然改善されていますよね。
不思議なのは昔の木製道床の時代から不具合が報告されているのにそれを放置したことです。締めれば良いというものではないのです。
不思議なのは昔の木製道床の時代から不具合が報告されているのにそれを放置したことです。締めれば良いというものではないのです。