2026年07月10日

stretching a Walthers' passenger car

 ブラス製 18-roomette の改修作業を終え、一群の客車の製作に区切りを付けるつもりだった。ひとつだけ Walthers のとても軽い箱が見つかった。中身は空に近いと思っていたが、それはブリキ板と木の板によるキットであった。ブラス製は 1.6 kg位もあるが、これは 250 g もなかったのだ。
 気楽に組んで補重し、 PRR の編成に紛れ込ませればよいと思ったが、その見込みは見事に外れた。側板はブリキ製で窓はプレスで抜かれていたが、長さが 19 mm も短い。図面集をひっくり返してみたが、そんな寸法の客車は見つからない。伸ばさざるを得ない。

 仕方が無いので、ブラス製と見比べてどうするか考えた。一番楽なのは寸法を測ってステンレス板をレーザで抜くことだ。それを貼り付ければ完成だ。
Brass vs. Tinplate しかし窓寸法と間隔はほとんど合っている。ドアの付近と洗面所あたりの寸法が少し足らないだけだ。そこを切り離してブラス板を嵌め込み、長さを伸ばせば出来そうに思った。問題は厚さである。ブリキは 12/1000 インチ厚で 0.3 mmしかないがそこそこに丈夫である。ブラスでは、その厚さではとても持たない。0.5 mmを貼り足すのだ。厚みの差が裏に出るようにして僅かに湾曲させた裏打ちを貼り付けた。こういう仕事は50%ハンダが適する。表を研ぐとほとんど分からなくなった。 

Walthers passenger car roof 屋根は面白い構造だ。木製の厚い屋根にブリキの曲がった板が載せてある。それは 0.3 mm 板だから軽い。木部は虫食い部分があったので、エポキシパテを押し込んで削った。
 Walthersという会社はこのようなキットを1975年あたりまで売っていたのだ。2010年頃、かなり買い集めて完成させた。しかしその後20年程見ることがなかった。最近は接着剤が進歩しているので、このような金属と木のキットも十分に丈夫に組める。そうなると価値が出て来るような気がする。 

コメント一覧

1. Posted by 一読者   2026年07月11日 13:24
いつも楽しく拝見しています。短い客車の側板を伸ばすのは簡単ですが継ぎ目隠しが面倒です。塗装すれば必ず見えます。
ステンレス板から切り抜く伝手がおありのようですから、そうされるべきだと思います。
数等出来が良くなりますよ。
2. Posted by dda40x   2026年07月11日 18:52
 おっしゃる通りで、どんなに気を付けても継ぎ目は見えます。特にこの時代の特急列車は艶がありますからさらに難しくなります。実はステンレス切抜きの図面を作成し、機械に入れられるように変換してもらいました。
 発注すれば2時間で出来てしまいます。それを往復3時間掛けて取りに行かねばなりません。 送ってもらっても良いのですが、工場の様子も見ておきたいのです。

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