2026年05月19日
続 lunch counter diner
この車輌の資料は極めて少ない。ずいぶん調べたがほとんど役に立つ情報は見つからなかったので、長年放置されていたのである。 2年前、テキサスのデニスのところに行った時に「本・雑誌類を減らしたい。君の博物館に寄贈するよ。」と 20 kg近い資料を貰ってしまった。ありがたいことに、その中に目指す資料が見つかったのだ。それは UP の歴史協会発行の機関誌で、軽食堂車の特集であった。欲しいものが全て載っていたのでスケッチを作り、作り始めた。
それまではこの程度の資料しか手に入らなかったのだ。これはいろいろな本に出ているが、図面とは言えない。この車輌は 1950年頃のいわゆる戦後好景気の時代に合わせて作られた。ラスベガスに行く比較的短距離(一晩で着く程度)の旅客用の列車に組込まれた。しかし寿命は短かった。道路網が整備され、自家用車で行く人が増えたのである。このリンクの映画の時代である。この頃は日本には高速道路が無かったし、無線による捜査指揮も珍しかった。このTVドラマは我々の世代には懐かしいものだ。ハイウェイ(=高速道路)という言葉が日本に輸入されたきっかけである。後にアメリカに行ってみたら、この言葉は単なる「街道」という意味で、高速道路を意味するものではなかったのは驚きであった。
さて、この食堂車ではとにかく多くの客に早く食べさせるのが目的である。カウンタに 21人分の stool(座面の高い椅子)を並べ、サンドウィッチ、アイスクリーム、飲料などを素早く出すのが目的だ。乗員の数も通常型に比べて少なくて済んだ。 16人分の普通のテイブル、椅子席もある。厨房は比較的狭いが凝った料理を出すわけではないから、問題ない広さだ。食器洗い機も付いている。
食品等の出し入れの扉が多い。屋根にあるコンロの煙突は興味深い形だ。
カウンタ席の後ろは通路になっているがそれほど広くもない。こちら側を外から眺めると、なかなか面白そうな景色である。乗客をかなりの座らせなければならない。人件費がかさむ。
この車輌はその5年後に増備された車輌でテーブル席が増え、カウンタが減った。後に Amtrak に売却されて運行され、それには乗ったことがある。 コメント一覧
1. Posted by 愛読者 2026年05月19日 22:58
確かにハイウェーは日本では高速道路として通用する言葉でした。最近はエキスプレスウェーという単語を聞くようになりました。しかしアメリカのようにフリーウェーとは言いません。高いですからね。
2. Posted by dda40x 2026年05月20日 11:07
米語の highway は街道(日本で言えば 東海道、甲州街道などの歴史的にも経済的にも重要な道)を指していました。第二次世界大戦のころから、その一部はdevided highway(中央分離帯があり、立体交差になっている)になりました。
highway の一部はこのような高速道路になり、料金を取らなかったので freeway と呼ばれるようになりました。東部の方では建設資金を稼ぐため有料とし、それは turnpike (回転して出入りする柵の意味)と呼ばれました。
この映画はカリフォルニアを舞台としていますので、一部高速道路化した街道での事件を扱っています。東部の友達はこの映画のことを「田舎警察の話だよ。」と言っていました。1970年前後は東部と西部では生活様式がかなり違いました。
私の住んでいたソルトレーク市にはまだ高速道路が断片的にしかなく、東西の交通は2車線しかない道を使わざるを得ない状態でした。事故も多く、夜間は通りたくない道でした。だから鉄道貨物に頼る部分がまだ多かったのです。
highway の一部はこのような高速道路になり、料金を取らなかったので freeway と呼ばれるようになりました。東部の方では建設資金を稼ぐため有料とし、それは turnpike (回転して出入りする柵の意味)と呼ばれました。
この映画はカリフォルニアを舞台としていますので、一部高速道路化した街道での事件を扱っています。東部の友達はこの映画のことを「田舎警察の話だよ。」と言っていました。1970年前後は東部と西部では生活様式がかなり違いました。
私の住んでいたソルトレーク市にはまだ高速道路が断片的にしかなく、東西の交通は2車線しかない道を使わざるを得ない状態でした。事故も多く、夜間は通りたくない道でした。だから鉄道貨物に頼る部分がまだ多かったのです。
3. Posted by YUNO 2026年05月21日 03:59
鉄道の「本線」に相当する単語がhighrailになるのと同じ理屈なんですね。
4. Posted by dda40x 2026年05月21日 08:07
>>3
いやちょっと勘違いされてます。hirail はライオネルのような中空レイルの鉄道玩具を指します。おっしゃりたかったのは high iron ではないでしょうか。これは本線に使う太いレイルで側線とは路盤の高さ自体も違います。
ただ英語の highway は元はイギリスからきた言葉で、少し意味が違っていたようです。街道には違いないのですが、人里離れた山間地を通る道のようです。
辞書を引くとhighwayman というのが見つかります。これは山賊・追剥の類で、アメリカでは通じない表現です。 シェークスピアには出て来ます。
いやちょっと勘違いされてます。hirail はライオネルのような中空レイルの鉄道玩具を指します。おっしゃりたかったのは high iron ではないでしょうか。これは本線に使う太いレイルで側線とは路盤の高さ自体も違います。
ただ英語の highway は元はイギリスからきた言葉で、少し意味が違っていたようです。街道には違いないのですが、人里離れた山間地を通る道のようです。
辞書を引くとhighwayman というのが見つかります。これは山賊・追剥の類で、アメリカでは通じない表現です。 シェークスピアには出て来ます。
5. Posted by YUNO 2026年05月21日 10:45
なるほど勉強になります。
highwayの語源をたどると、highの部分はhigh altitudeから来た可能性があるということでしょうか。
highwayの語源をたどると、highの部分はhigh altitudeから来た可能性があるということでしょうか。