2026年05月11日
またまたハンダゴテの先について
先日ハンダ付けについてのコメントがあった。コメントを読んだ方からの電話もあった。
「ハンダゴテの先にハンダめっきが出来ないと言う人が居て驚きました。どうやってもできないというので…。」と嘆く。
コテの先をハンダでぬらすことをハンダめっきと言う。熱くなったハンダゴテの先をヤスリで削る人が多いようだが、これは完全に間違っている。削った瞬間に酸素が結び付いてしまい何の意味も無くなる。削るのは冷えた時にやるのである。好きな形、角度に削って通電し、温まって来たらヤニ入り糸ハンダを押し付けて融かすだけのことである。削った部分全体にハンダの膜ができる。
筆者はヤニ入り糸ハンダを使わない。塩化亜鉛水溶液を塗って温める。63%ハンダに当てれば一瞬で全体にハンダの膜ができる。
ワークにハンダが余分に付いてしまったときはワークを高く持ち、ハンダでよくぬれたコテを下から当てるだけでハンダを95%以上取り除くことが出来る。ハンダゴテの方につるりと移動して来る。そのハンダは振り落として再利用するのは当然である。この時回収したハンダ粒は並べておいて、次回のハンダ付けの時に置きハンダとして利用する。
100 W 以上のハンダゴテを持つときは、スリコギのように持って肘を付けて作業すべきである。こうすれば力が入り、間違って先を滑らせても被害は少ない。歯科に行ったときに先生がどんな持ち方をしているかじっくり観察すべきである。包丁のような持ち方では力が入らないし、滑らせたときに大失敗する可能性が高い。
力を入れるのは熱がよく伝わるように接触面積を稼ぐためである。そのためには先端を垂直に切ったコテ先を付けたものを用意すべきである。
ハンダ付けについておかしな講釈をする人が居て、それで惑わされている人が多いように感じている。ぜひともこの方法を試されたい。そして他の方にもお伝え戴きたい。
小さなコテだから包丁持ちで良いのですと言う人は居るが、先が安定しない。小さなコテは鉛筆持ちする方が具合が良いはずだ。その時、手首の下に高さ 5 cm程度の台があると安定化する。小さいとは言え、鉛筆より長いからだ。
いずれにせよワークが空中にあるようなハンダ付け(空中戦と言う人が居る)は、ハンダが固まるまでに動いてガサガサのハンダになり易い。63%を使うか、完全にワークを固定すべきである。
ハンダ付けしたものを見せて貰うと、その人がどんな環境でハンダ付けしているかがよく分かる。ハンダの表面が白く濁っている場合はたいてい失敗している。上手にハンダ付けしたものは表面が光っているのだ。
「ハンダゴテの先にハンダめっきが出来ないと言う人が居て驚きました。どうやってもできないというので…。」と嘆く。
コテの先をハンダでぬらすことをハンダめっきと言う。熱くなったハンダゴテの先をヤスリで削る人が多いようだが、これは完全に間違っている。削った瞬間に酸素が結び付いてしまい何の意味も無くなる。削るのは冷えた時にやるのである。好きな形、角度に削って通電し、温まって来たらヤニ入り糸ハンダを押し付けて融かすだけのことである。削った部分全体にハンダの膜ができる。
筆者はヤニ入り糸ハンダを使わない。塩化亜鉛水溶液を塗って温める。63%ハンダに当てれば一瞬で全体にハンダの膜ができる。
ワークにハンダが余分に付いてしまったときはワークを高く持ち、ハンダでよくぬれたコテを下から当てるだけでハンダを95%以上取り除くことが出来る。ハンダゴテの方につるりと移動して来る。そのハンダは振り落として再利用するのは当然である。この時回収したハンダ粒は並べておいて、次回のハンダ付けの時に置きハンダとして利用する。
100 W 以上のハンダゴテを持つときは、スリコギのように持って肘を付けて作業すべきである。こうすれば力が入り、間違って先を滑らせても被害は少ない。歯科に行ったときに先生がどんな持ち方をしているかじっくり観察すべきである。包丁のような持ち方では力が入らないし、滑らせたときに大失敗する可能性が高い。
力を入れるのは熱がよく伝わるように接触面積を稼ぐためである。そのためには先端を垂直に切ったコテ先を付けたものを用意すべきである。
ハンダ付けについておかしな講釈をする人が居て、それで惑わされている人が多いように感じている。ぜひともこの方法を試されたい。そして他の方にもお伝え戴きたい。
小さなコテだから包丁持ちで良いのですと言う人は居るが、先が安定しない。小さなコテは鉛筆持ちする方が具合が良いはずだ。その時、手首の下に高さ 5 cm程度の台があると安定化する。小さいとは言え、鉛筆より長いからだ。
いずれにせよワークが空中にあるようなハンダ付け(空中戦と言う人が居る)は、ハンダが固まるまでに動いてガサガサのハンダになり易い。63%を使うか、完全にワークを固定すべきである。
ハンダ付けしたものを見せて貰うと、その人がどんな環境でハンダ付けしているかがよく分かる。ハンダの表面が白く濁っている場合はたいてい失敗している。上手にハンダ付けしたものは表面が光っているのだ。
コメント一覧
1. Posted by 読者 2026年05月11日 19:55
空中戦の時は63ハンダというのは大事な知識です。一瞬で固まるので多少動いても良いのです。
以前ブログ主様は動いているものもくっつけることが出来ると書かれたので、そんなバカなと思って実験しました。ホントに確実に接着出来ました。
正しい知識を持つと良い模型ができるというのは本当です。
以前ブログ主様は動いているものもくっつけることが出来ると書かれたので、そんなバカなと思って実験しました。ホントに確実に接着出来ました。
正しい知識を持つと良い模型ができるというのは本当です。
2. Posted by dda40x 2026年05月12日 07:36
スズ63%ハンダは動いているものも確実に固定します。これはそのハンダが63%かどうかの試金石として活用できます。
5 x1 mm程度のブラス板にそのハンダを厚めに塗り付け、縦に持って熱いコテを滑らせます。融けては固まるを繰り返しますのでコンコンと音を立てて滑って行きます。温まってしまうとうまく行きません。冷えているときに試してください。
5 x1 mm程度のブラス板にそのハンダを厚めに塗り付け、縦に持って熱いコテを滑らせます。融けては固まるを繰り返しますのでコンコンと音を立てて滑って行きます。温まってしまうとうまく行きません。冷えているときに試してください。