2026年04月11日

Alco RS2 by Kemtron 

Kemtron RS 博物館で整理をしていたら出て来た 。1輌目は30年ほど前に西海岸で買った。ロストワックスと厚板を組合わせる典型的な Kemtron のキットである。台枠は 0.8 mmほどの板に 3.2 x 12.7 mm の角材を貼る凄まじく重い製品である。床から上だけで 1 kgもあるのだ。厳密にはこれはキットではない。素材と説明書の詰め合わせだ。様々なパーツを自作して取り付けねばならない。孔は自分であけ、ネジを切る。そのネジも自分で調達し、場合によっては切って短くする。現代のキットのような至れり尽くせりではない。

 駆動装置は直ちに外して始末し、台車は韓国製を完全にリビルトして取り付けた。Ajin の台車はとても弱く、こんな重い機関車には負けてしまう。台車ボルスタは補強し、へたらないようにしている。軸箱にはボールベアリングを入れ、軸方向のガタを無くした。これは機関車の性能を上げる重要なポイントである。台車内で車軸がその長手方向に動くような車輌がまともに走る筈がない。

 駆動は3条ウォームとチェインである。今思えば小さなモータを使って直接駆動し、チェインを省くこともできたと反省している。押すとするすると動く。極めて高い伝達効率を持っている。おそらく50%以上である。

Kemtron Alco-GE RS この組立で大切なのは、手摺の取付けである。4 mmもある床板に孔をあけ、ロストワックスのスタンションをハンダ付けせねばならない。ハンダごてでは難しい。炭素棒ハンダ付け機の新世代型である 40-Amp 型を用いた。ハンダは63%を用い、塩酸を含む強力なフラックスを塗った。さすがによく付いたので、安心できる。塗装後に部品が外れると大変気分が悪いからだ。 

 床下のタンク類は作らねばならない。薄いエッチング板で作るようになっていたがそれは捨てた。もう少ししっかりした材料で作る予定だ。エアタンクは重いロストワックス鋳物であった。それを厚い床板に止まりネジを立てて留めねばならない。不完全ネジ部を少なくするのだ。厚さが 4 mm近いので難しくはない。タップの先を削り落とし、2山掛かれば良しとする。 

コメント一覧

1. Posted by 経験者   2026年04月11日 10:04
止まりネジを立てるのはなかなか難しいことです。奥行きが決まっているとさらに難しいですね。
タップを加工しないといけないのですが何本くらい用意されるのでしょうか。
2. Posted by dda40x   2026年04月11日 18:32
 3本用意します。
 最初にネジ込むのは2番タップの先を落としてネジが付いている部分から始まるようにします。ブラスですから簡単に入るでしょう。
 次は2番タップのネジが始まるところから 1 mm弱で切り落としたものです。
 最後は3番タップのネジが始まってから1mm弱で切ったものです。何回も往復させて切ります。
 相手がブラスですからあまり大きな力を掛けられません。無理にネジを締めると壊れます。今回のもエアタンク部を握って重い機関車を持ち上げたら1本抜けましたので、炭素棒でハンダ付けしました。最初からハンダ付けをすればよかったようです。

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