2026年04月07日

樹脂製ユニヴァーサル・ジョイントを使う

 手持ちのすべてのジョイントを再点検したところ、圧入してあるものは9割がた割れていたので捨てた。割れていないものを虫眼鏡で見ると細かいヒビが入っているものも有る。いずれ割れるだろう。

 全て分解し、回収した金属部を加熱して新しい樹脂に押し込むことにした。こうすれば応力割れはほとんど防げるはずだ。ローレットが切ってあるのでそれは少し削った。旋盤で廻してやすりを当て、角を低くしたのである。

SD engine mechanism それを煉瓦の上に置き、ガスバーナで焙って押し込むのだ。樹脂は少し融けて金属部外周の尖った角がその中に納まる。嵌まり具合を確認して、すぐに水に投げ込んで冷やす。簡単な作業である。  
 240 ℃が一番具合が良いことが分かった。温度管理は大切であるから、大先輩から戴いた熱電対温度計を用いて測った。毎回測るのは面倒なので、ガス火の大きさと距離とを決めて何秒温めると所定の温度になるかを調べた。

 この温度計はプローブが細く、先端に接触させると直ちに温度が表示される。久しぶりに使うので、氷水の 0 ℃と沸騰水の 100 ℃を確認してから測定した。63%ハンダの固まる温度も 183 ℃近辺だったので問題はなく、正確であると判断した。
 焼けた金属部に手で樹脂の継手を押し込むのだが、これは簡単である。多少傾いても自然に正しい角度に直って行く。外側が融けていないので、一番安定な状態になりたいわけだと解釈した。

 こうしてかなり前に完成していた下廻りも全てバラして組み直したので、極めて滑らかに走るようになった。可撓継手は20年も放置してあったが、割れは見られなかった。

コメント一覧

1. Posted by 経験者   2026年04月08日 08:26
伸縮継手が使ってありますね。必要があるのではありますが、本当に使ってあるのは初めて見ました。
2. Posted by dda40x   2026年04月08日 16:58
 車軸が持ち上がるとボールベアリングでガタなく保持されたギヤボックス間が少し狭くなります。ペデスタルの隙間が十分あるわけではないので、少しコジてしまいます。そうすると回転が悪くなるばかりか、ボールベアリングの許容値を越えて破損することがあるかも知れません。
 この時期のギヤボックスはスラストベアリングも入れていたので、ガタが全くないのです。
 もう一つHOとOとを比較するとガタは相対的に小さくなります。無理は出来ないのです。

 この半月軸は祖父江氏が「簡単だから作ってやらぁ」と100組ほど用意してくれましたので、あちこちに使っています。有難いことです。 
 おかげさまで、不整な線路上で重負荷を牽いても全くつんのめることなく静かに走ります。

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