2026年04月03日

ユニヴァーサル・ジョイントの破損

 最近3輌のディーゼル電気機関車を塗装し、ディカールを貼れば完成する筈であった。ところがユニヴァーサル・ジョイントにおかしいのがある。

 これらのジョイントは韓国製のもので内径が 4 mmの POM(ポリアセタール)製である。ヨークの孔が長孔で、軸の伸び縮みに対応できる。軸を 2.5 mmに細くしたのでブラス製挽物を中に押し込んだ。決して 無理に押し込んだのではない。ぎりぎりのサイズで作り、接着剤を入れて押し込んだのである。それほどのストレスは掛かっていない筈だ。しかし、それが30年経つと割れている。
 仕方が無いから作り直して嵌めることにした。

universal joints (1) ごく一部のものには、割れないように内径を調整してテーパを付けたパイプを、外側に無理に嵌めてある。これは問題なかったが、とてつもない手間がかかる。そこで、妙案が土屋氏から出た。パイプの代わりに絹糸を巻いたらどうかと。

 これは良いアイデアで、割れているものさえも修復できた。割れているものを万力で挟んで隙間を無くし、削って新しい表面を出してから瞬間接着剤を少し塗り、絹糸を10回ほど巻いて強く縛った。さらに接着剤を薄く塗ったのだ。これは30年以上持っている。絹糸は強い。

 中央にあるのはアメリカ製のスパイダだ。韓国製はアメリカ製のをコピィして作ったが、スパイダが POM製だった。滑りが良くなかった。それは滑り面が曲面でひっ掛かり易かったからだ。この金属製スパイダは本体が直方体で平面があるので、ヨークの中で軸方向に滑り易く、動作が滑らかだ。このスパイダだけをたくさん買って、韓国製継ぎ手を補正した。アメリカの製造元はどうしてそれだけを買うのか不思議そうだったが、実例を見せると他の客にも紹介して良い結果を出していたようだ。
 スパイダとは蜘蛛(クモ)のことで遠くから見るとそう見える。cross spider 十字スパイダという言い方が正しい。

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