2026年03月30日

SD45を仕上げる

SD45 GP9 を仕上げたら、急に他のカツミ製ディーゼル電気機関車で塗れるものを仕上げたくなった。もっとも完成に近いものはこれで、組んでから25年程放置してあった。この機関車は今までの16気筒を上回る20気筒エンジンを搭載した3600馬力の強力機であった。エンジン・フッドが長いので、何か入れるべきだと考えた。このエンジン・フッドも歩み板から分離する。
 連結器をどうするか、悩んだことを覚えている。金属製動力車であるから絶縁する必要があるが、そのスペイスがほとんどない。Kadee を付けるならかなりの工作が必要だ。 

 この機関車は慣性増大装置搭載の第一号である。伊藤 剛氏にお見せして褒めて戴いたのが懐かしい。全速力で走らせている時電源を切っても、そのまま走って行った。しかし、駆動軸上の慣性が大きいのは感心しないということで、お互いに「どうしましょうかねぇ。」で止まっていたのだ。  
 自宅地下室のレイアウトでモータの電源を切って、もう一台の動力車 GP7 に牽かせて全速力で走らせた。慣性の効果は大きい。GP7の方が小さいので、動輪はスリップし、慣性で走っているときに逆転すると再度スリップした。面白い結果だったが、動輪の回転が見えないので訴求力は無かった。

 その後例の4-8-4で実現し、動輪の動きがよく見える蒸気機関車での装着の意義を噛みしめた。これは剛氏の存命中に実現すべきだったと深く後悔している。

 技術者の方たちはそのあるべき姿が頭の中に既にあるわけで、それを実現したものを眼で見ると大変感動される。合葉氏の熱狂ぶりは今でも目に焼き付いている。剛氏の存命中にお見せ出来ていれば、どのように喜ばれただろうか。 

コメント一覧

1. Posted by Tavata   2026年03月31日 03:11
慣性増大装置は本当に面白いですね。
駆動軸の慣性が大きい、つまりモーター軸にフライホイールが付いていたということですね。
今でこそNゲージ(モーターの慣性が小さすぎる)で普及している方法ですが、1980年代にはまるで新しいことだったと推定します。
重連させて、片方を無動力にして逆駆動による慣性増大というのはとても興味深い実験に思います。4-8-4でのテンダーへの慣性増大装置搭載の先駆けになったのは理解しますが、私にはダイナミックブレーキのために蒸機の後ろにディーゼル電気機関車を繋いでいる昨今の米国本線蒸機のようにも思えました。高効率ギア、慣性増大装置、電気抵抗によるブレーキの3つの併用をすると、とても面白い挙動を示すのではないでしょうか?
電気ブレーキは、動力車に設置した抵抗回路(車載のリレーなどをDCC駆動?)なら、単弁(他のモーター車はノーブレーキ)、レールからバックパワーを引き出して地上の抵抗回路を使えば、全モーター車にブレーキが利く自弁になりそうですね。カブースにブレーキ用発電モーターを付けても面白そうです。
2. Posted by dda40x   2026年03月31日 15:05
これを作った当時は前例がないのでいろいろなことを思いつくままにやってみました。ダイナミック・ブレーキだけが面白いと感じましたが、長い下り勾配がなければ意味がなく、「単にブレーキを掛けました」で終わってしまいます。博物館建設の構想が出てきた時に、80輌編成が滑り降りる(すなわち160輌分程度)の長い勾配ができそうな気がしたのですが、測量の結果それが不可能であることが分かりました。
 実際の運用は規模が大きくないと難しいものです。このブログによく登場する A 氏は電車に付けて短い編成を下らせてダイナミック・ブレーキを掛けて見せてくれました。実感的スピードでの制動はなかなか難しそうです。
3. Posted by YUNO   2026年04月02日 10:26
実物の鉄道でも、抑速ブレーキを搭載した車両は勾配が長く続く、いわゆる山岳路線でしか使われていませんね。
国鉄のEF62、63、64はダイナミックブレーキで発熱した抵抗器を空冷するための巨大なエアーフィルターが目立つ機関車でした。
4. Posted by dda40x   2026年04月03日 07:01
 おっしゃる通りで、下り勾配が長くないと面白くないのです。博物館の短い勾配で20輌ほどを牽いた機関車を下らせてダイナミックブレーキを利かせました。電源を off にして手元の 数 Ωの小さな抵抗で短絡しました。抵抗器はほのかに温まりましたが、あまり面白くありませんでした。
 やはり長大な下り勾配が必要です。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
categories