2026年03月26日

C855の走行

Alco C855AB  (3-2) C855 を神戸の集会に持って行った。1輌が 4 kgもあるのを2輌だ。重い機関車である。大きな箱に入れ緩衝材を挟み、現地では手押し台車で運んだ。半固定編成だから、先頭部とA-B間は Kadee ではなく、Kadee のカプラ・ポケットに入る固定のカプラを付けた。連結するときは、上から嵌める。これは Kadee とは連結しにくい。 機関車のカプラは全て絶縁してあるから、どのような向きに連結してもショートは起こり得ない。


Alco C855AB  (1) 8軸が全軸駆動されていて大きな牽引力を持つ。博物館のレイアウトでは1輌で120輌の貨車を楽々引っ張ったが、この会場の線路は半径が 1800 mmと小さいので台車間のジョイントには少々無理が掛かっている。線路の継ぎ目のわずかな折れ勾配で、かなりひどい音がする。博物館の 2800 mmRでは無音走行ができたが、小半径では難しいことが分かった。

Alco C855AB  (2) 祖父江ジョイントにグリスが切れていたのも大きな原因だろう。塗装するため余分なグリスを拭き取り、溶剤で洗い流したままであったのは大失敗であった。

Alco C855's (2)Alco C855AB 博物館で再度グリスを入れて120輌を牽いて運転したところ、極めて静かに走って安心した。線路の保線が完全であると音は出ない。急曲線で線路が上下に折れているとそこで騒音が発生することが分かったので、いずれ台車間の接続は六角ジョイントに改装する。そうすればかなりの悪条件でも問題は起こらないはずだ。


 この実物はUPの本線での試運転で火災を起こし、そのまま修理不能でお蔵入りになった。殆ど新車の状態で側線に長く置かれていたらしい。設計者が来て修理しようとしたが不可能な状態だったという。また、Tom Harvey はこの機関車は見たことがないと言っていた。

 この事故で、Alco は信頼を失い、新規の注文を受けられなくなった。C630という機関車は発注を受けていたが、それ以降はない。
 その後は GE と EMDとの競争になったが、結局のところ EMD の 独擅場になった。Alcoはこの事故以降、ほとんど鳴かず飛ばずの状態になってしまったのだ。Big Boy を作った世界最先端の会社であったのに、その後の凋落は悲しい。  

コメント一覧

1. Posted by 愛読者   2026年03月26日 07:49
「Kadeeのカプラーポケットに入る固定のカプラー」とはどういうものでしょうか。市販されているものでしょうか。
2. Posted by dda40x   2026年03月26日 11:59
 ふつうのダミィカプラーはシャンクがヨーカンのような直方体で適当に穴を開けて留めるのですが、これは Kadee のシャンクと同等です。すなわち、バネを入れてカプラ・ポケットに収容し、ネジを締めると普通の Kadee のように首を振っても復原します。また多少伸縮もします。
 誰が作ったのかは知りませんが手元に多少あり、このような半永久連結には便利です。プラスティックのボックスを使えば、簡単に電気絶縁も可能です。ガスタービン機関車のA,Bユニット間には最適と思いました。

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