2025年08月13日
続 boxcar を作る
40 ftの boxcar がまだいくつか出来る材料がある。この側板は例によって0.25 mmの厚さで、まったく強度が無い。しかもこの板はリヴェットを押し出してあるので、見事に湾曲している。この反りを補正するのはとても困難だ。この貨車は、木箱を作っておいて側板などを釘で留めて作るのが本来の作り方だ。だから、側板が反っていても関係ないし、強度も不要だった。
アメリカでジャンクをいくつか買ったが、それらは木箱の組立てが緩くなり、金属板が剥がれて分解寸前というものが多い。現地でバラして、金属板だけ持って帰った。塗装を剥がすと塗膜の下はピカピカであった。
実物の貨車は板をリヴェットで骨組に張り付けてあるので、べこべこである。模型は妙にのっぺりしている。下手に凹ませるとみっともない。最近のTMSにその例が出ているとのことだが、不自然だそうだ。今回、試しにその反った裏側に細いアングルを全面にハンダ付けしてみた。なかなか良い具合だ。スズ63%ではその歪みが少ない。50%ハンダを持って来て、大きなコテで加熱した。ハンダはじゅるりと融け、隙間に完全に沁み込んだ。その時アングルを押さえつけて、すべての隙間にハンダが入ったことを確かめる。
この調子で片面の半分をハンダ付けして表から見たところ、反りは抑えられ、実感的な歪み具合で平面に近くなった。その後、側板の上下にアングルを全面にハンダ付けし、妻板と組み合わせた。角の内側はアングルを貼り付けて補強した。
床板は 1 mmのジャンク板から切り出した。長さが微妙に足らないので、連結器部分には同じ厚さの板で貼り足した。そこに背骨の角材を貼り、それにはアングル等を貼り足して、ハット・セクションの形にする。
どの部分にも隙間なくハンダが沁み込んでいる。これでそう簡単には壊れない。ヤード内で長い編成同士をぶつけても安心だ。
コメント一覧
1. Posted by 愛好家 2025年08月17日 20:04
この側板にアングルを貼った模型の実感には驚かされます。本物は鉄骨の骨組みに薄板を重ねてリベットで留めています。すなわち骨の部分はまっすぐです。それがこの模型ではアングルを貼る方法で再現されています。素晴らしい着想です。塗装されるのを楽しみにしています。
2. Posted by dda40x 2025年08月18日 12:40
細いアングルのちょうど良い長さのものがたくさんあったのでやる気が出ました。側板がヘロヘロなので、アングルを押え付けてハンダを流すと、そこだけピンとまっすぐになります。 そうしておいて上下の太いアングルに貼り付けます。適度な凸凹感があって良いものです。
塗装は艶を出してみましょう。そうすると新車時のべこべこ感が出ます。確かに、最近のTMS誌のべこべこの表現は不自然ですね。
塗装は艶を出してみましょう。そうすると新車時のべこべこ感が出ます。確かに、最近のTMS誌のべこべこの表現は不自然ですね。