2025年06月20日

Hoosier Line 

Monon ACF CenterflowMonon Hoosier Mononと聞いてどのあたりの鉄道か、ピンと来る日本人は少ないはずだ。この貨車の丸いマークの下に Hoosier Line と書いてあるが、それでますます混乱するかも知れない。

 最近は不動産屋とかタイヤ屋さんでHoosierという綴りを見ることがあるかも知れない。発音は濁る音でフージャーである。昔はこの音を聞いたこともない人がほとんどだった。たまに居てもフースィアという人が多かった。アメリカ人でも3割くらいは知らないと思う。

 インディアナ州の人をそう呼ぶ。不器用な人という意味もあるそうだ。モノン鉄道はその路線のほとんどがインディアナ州の中にあり、モノンはその鉄道の交差している街の名前だ。 シカゴからシンシナティに行ける路線で、南の方はルイヴィルにつながっている。
 
 四日市の椙山氏はこの鉄道の歴史に詳しかった。それを聞いていたので、行って見たくなった。しかし筆者が最初にアメリカに行ったときはこの鉄道がL&N(ルイヴィル・ナッシュヴィル鉄道)に吸収されたあとで、訪ねて行っても殆ど痕跡程度しか残っていなかった。ただ、フージャーという言葉は覚えた。

 のちに、親族が不動産屋に就職するときに、社長が
「このフ−ジャーという言葉の意味を知っている者は居るか?」
と聞いたという。筆者がインディアナ州に行った時の話をしていたことを覚えていたので、それを答えると、その社長は、
「知っている人に初めて会った。」
と言ったそうだ。その社長はインディアナ州の学校に行っていたというが、モノン鉄道のことは知らなかったそうだ。

Monon このディカールはインディアナポリスで買ってから50年以上経つ。かなり変色しているので使えそうもなかった。無色であるべき部分が褐色になっていて、顔料が流れている。捨てる前に貼ってみたのだ。
 実は、このタイプのカヴァド・ホッパの時代(80年代)にはこの鉄道会社は無くなっているので、あり得ない塗装なのだ。先日のエポキシ貨車が完成したので貼って写真を撮ったが、そのうちに剥がすつもりだった。どこの鉄道に貼り直すか、ディカールの在庫を見て迷っている。


<後日>
removing decals 剥がしてみた。 粘着テープを貼って馴染ませてから引き剥がすと半分ほど剥がれて来る。これを繰り返せば95%は取れる。あとは柔軟剤を付けて待ち、綿棒で拭き取るのだ。細かいサンドペーパで水を付けて磨り、全体を塗り直しても良いとも思っている。 緑にしようか、それとも黄色が良いか、だ。

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