2025年06月18日

gondola を完成させる

40ft gon '50 仕掛かりの貨車を撲滅することにしたので、これにも手を付けた。部品さえ調達出来れば加工はたちまち終了である。今回のハンダ付けは珍しくほとんどコテで行った。太いものだけは炭素棒で付けた。ブレーキ装置は丸見えなので作らざるを得ない。 

 このゴンドラは、しばらく前にジャンクとして極端に安く手に入れた。おそらく1950年頃のIMP向けの製品で、極めて出来が良くない。
 ブラス製だが、設計が稚拙で実感がない。ハンダの量が足らないので、部品が外れやすい。また長さ方向の強度が不足し、連結するとめり込みそうである。この貨車はYahooオークションにもよく出ているようだ。自分で改良するなら、安い投資かも知れない。

 背骨部分に 3x10 mmの太い骨を入れたので、これで衝突時に潰れることはないはずだ。台車取付け位置は例によって 間違っていて気分が悪かった。直ちに外側にずらした。肋骨に相当する部分の台枠をハンダ付けし、端梁を角材から削製し、下廻りは良しとした。

side panel flange 上廻りの見かけは全く良くない。サイドパネルのフランジがほとんど無かったのである。実物は、立ち上がった側板にアングルがリヴェットで付けてある。これが強度を与えているのだから、付けないわけにはいかない。この模型は上端の 1.2 mm程度の部分を外に曲げてごまかしてあった。強度がないし、何よりも見かけが良くない。角の部分には別部品が付けてなければならない。削り落として3x3 のリヴェットを打ったアングルを貼った。

 この写真はアングルを付けた様子で、コーナに貼る金具は一つ付けてその状態を見せている。

 このゴンドラは保線用の貨車になる予定だ。現在のUPの保線車輌の色は薄緑色だ。しばらく前、友人がその由来の蘊蓄を語ったのでその気になっていた。アルミ色の時代があったが、70年代の終わりごろから薄緑が増えてきたのだ。いずれその経緯は紹介しよう。


コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
categories