2025年06月14日
展示運転

先日来、埃を掃って手入れしてあったプラスティック製貨車群を持って行った。機関車は動力機構を100%取り替えた小型のディーゼル電気機関車だ。これは無負荷なら 0.06 Aで起動する。15輌を平坦線で牽くのなら、電流は 0.10 A 程度だ。
「電流計の針が振れない。」と言うので、貨車を手で止めたところ0.2 Aほどを示し、安心してくれた。
貨車を留置線に並べている最中に流れ出しそうになるので驚く人が多かった。3パーミルで動くと言うと、信じがたいという顔をした。
Oゲージの仲間も見に来て、滑らかに走る貨車群が大変お気に召したようだった。欲しいとおっしゃる。手放す気はないかと聞かれた。
好きなだけどうぞと言うと7輌も買って下さった。よく走るのを見ると欲しくなるのだそうだ。
地元のケーブルTVの記者も来て撮影して行った。博物館も取材させて欲しいと言っていたが、一般向けではないので辞退した。
間違ってそういうので放映されると物見遊山の来訪者が増えて困ることになるからだ。 しつこく電話を掛けて来たので、Youtube の動画のリンクを送ったら、「恐れ入りました。これはうちの視聴者向けではなさそうです。」と納得したようだ。
コメント一覧
1. Posted by 読者 2025年06月15日 08:57
話に聞いているのと、実際にに走るのをみるのは大きな違いがあります。
その人はずいぶん大きな感動を覚えたわけです。
素晴らしいことだと思いますよ。
その人はずいぶん大きな感動を覚えたわけです。
素晴らしいことだと思いますよ。
2. Posted by Tavata 2025年06月15日 22:16
電流値の小ささと負荷による電流増加は、この模型の本質を示していますね。
テレビ局の「これはうちの視聴者向けではなさそうです。」というコメントは面白いと思いました。
テレビ局は往々にして結論ありきの放送をするのと、鉄道模型というと「子供が喜ぶもの」程度にしか考えていない節があるので、博物館の意図を理解してくれたことは意義があるでしょう。
また、公開運転の場でいくら丁寧に説明しても取材に来る人が理解しているとは限らず、取材自体が上手くできても、局内の意向で本来意図の違うものに変えられてしまう可能性もあると思いますので、取材を受けない判断は賢明に思いました。
テレビというと、今回の件とは異なりますが、以前、模型メーカー訪問の番組でシーナリーつきレイアウト(Nゲージ)の複線区間で暴走させて競争する芸能人に対して、メーカー側のスタッフが「走る列車を鑑賞するという本来の楽しみ方の提示」をせず、その様子を一緒に笑って見ているだけの放送を見たことがあり、このメーカー側の態度に対して如何なものかと苦々しく思ったことがあります。
テレビ局の「これはうちの視聴者向けではなさそうです。」というコメントは面白いと思いました。
テレビ局は往々にして結論ありきの放送をするのと、鉄道模型というと「子供が喜ぶもの」程度にしか考えていない節があるので、博物館の意図を理解してくれたことは意義があるでしょう。
また、公開運転の場でいくら丁寧に説明しても取材に来る人が理解しているとは限らず、取材自体が上手くできても、局内の意向で本来意図の違うものに変えられてしまう可能性もあると思いますので、取材を受けない判断は賢明に思いました。
テレビというと、今回の件とは異なりますが、以前、模型メーカー訪問の番組でシーナリーつきレイアウト(Nゲージ)の複線区間で暴走させて競争する芸能人に対して、メーカー側のスタッフが「走る列車を鑑賞するという本来の楽しみ方の提示」をせず、その様子を一緒に笑って見ているだけの放送を見たことがあり、このメーカー側の態度に対して如何なものかと苦々しく思ったことがあります。
3. Posted by dda40x 2025年06月17日 09:32
コメントありがとうございます。
摩擦の少ない車輌の走行は見ているだけで楽しいものです。TVの記者もそこに気が付いていました。
「もっと広いところでやると面白そうですね。」と言うので、博物館の動画を見せました。すると、「私のご自慢」とかいう番組に出て貰えないかというのですが、それをやるとあとの始末が大変でしょうから断りました。その後、彼の上司から電話があったので、Youtube の動画を見るように勧めたら、「これは私たちの考えていたものとは違うようです。ご迷惑をおかけしました。」ということでした。私もマスコミの、身勝手さ、理不尽さは知っているので、意外な引き下がり方でした。そういう意味では大人であると評価しました。
記者の人にはスケールスピードの話をしました。彼はよく理解していました。これは珍しいことです。
摩擦の少ない車輌の走行は見ているだけで楽しいものです。TVの記者もそこに気が付いていました。
「もっと広いところでやると面白そうですね。」と言うので、博物館の動画を見せました。すると、「私のご自慢」とかいう番組に出て貰えないかというのですが、それをやるとあとの始末が大変でしょうから断りました。その後、彼の上司から電話があったので、Youtube の動画を見るように勧めたら、「これは私たちの考えていたものとは違うようです。ご迷惑をおかけしました。」ということでした。私もマスコミの、身勝手さ、理不尽さは知っているので、意外な引き下がり方でした。そういう意味では大人であると評価しました。
記者の人にはスケールスピードの話をしました。彼はよく理解していました。これは珍しいことです。