2025年06月10日

epoxy casting による貨車 

covered hoppers (2)covered hoppers (1) キットからの貨車の中にこの2輌のカヴァド・ホッパがある。間もなく完成する。
 これらは25年ほど前、カリフォルニアのSam から買ったものだ。サムは退職後自宅でカツミ製の貨車を測定し、原型を作った。シリコーン・ゴムで型取りをし、それにエポキシを注型してこの種の貨車を作っていた。始めは無蓋車であった。 大した数は作っていない。せいぜい50輌くらいだろう。  

 最初は e-bayを通して買い、それらはすぐ完成させた。他にはないかと聞くとカヴァド・ホッパを作ったという。送ってくれると言うのだが、たまたま San Jose で O scale の集まりがあって講演に行くからと伝えると、出店するから会おうと言う。
 とても誠実な人で、奥さんのジュディも一生懸命手伝っていた。材質についてのアドヴァイスもすぐに取り入れてくれ、長く付き合えると思っていたが、間もなく亡くなってしまった。

 下廻りとの寸法の食違いがあり、定盤の上で測定して削るべきところは削った。全プラスティック製は壊れやすいので、ブラス製アングルを貼り付けている。細かいものは全てブラスで作り直した。このエポキシ樹脂には filler が入っているのでそう簡単には壊れない。

 どういうわけか、この2輌が20年以上未完のままだったので、一気に完成させることにした。ちょうど良いディカールがあったというのが、その大きな要素である。


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