2025年05月31日

導光棒によるKadee couplerの解放

 先回の記事で導光棒による解放装置の話を書いたところ、意外なほど反応がたくさんあり、もっと詳しく書いてくれという要望を受けた。


 それを見せてもらったのは1985年である。Texasの大富豪 Lorrel Joiner氏を訪ねた時だ。
 単三電池二本によるいわゆるペンライトの先に緑の蛍光色の棒を付けてあった。尖端は flat head screw driver いわゆるマイナス型ドライバの形に削ってある。それを連結面の上から差し込み、連結器をひねると簡単に開放できる。明るいと便利なものであると感じた。

 もちろん電磁式や磁石式のアンカプラは至る所にあるが、ちょっとしたことで機関車を外したい時にはとても便利である。

 現在ならLEDを用いて、軽く細い電池を使えばより簡便な装置が出来るだろう。筆者が見せてもらったものはお土産としても戴いたのだが、帰りの飛行機で荷物が投げられたらしく、折れてしまっていた。そのまま仕舞ってあったのだが、見つからない。再度作ってみよう。
 読者諸兄も工夫してお作りになれば、品評会が出来て楽しそうだ。

コメント一覧

1. Posted by 愛好家   2025年06月01日 11:46
このドライバーをひねって解放というのはいつごろからあるのでしょうか。1985年には改良型があったのですからそれ以前にあったのでしょうね。
2. Posted by ゆうえん・こうじ   2025年06月01日 11:59
自作すればよいのでしょうが。Nゲージは既製品があるみたいですね
https://rixproducts.com/product/rix-pick-uncoupling-tool-n-scale/
HOはこの方式ではないですが、磁石のついた手持ちアンカプラーの既製品あります
https://rixproducts.com/product/rix-uncoupling-tool-ho/
3. Posted by dda40x   2025年06月01日 12:08
 この種の解放棒は1974年の時点で見ています。編み棒を削って作るのが主流でした。編み棒はいろいろな太さがあり、HOの人も使っていました。当時も硬い竹製のものでしたよ。ナイフで削ってちょうど良い厚さにして根元は木の丸棒を付けていました。
 その後、ゆうえん氏の紹介の磁石式を作って人が居て面白いけど面倒だなと感じました。いまなら、ネオジム磁石で小さく軽いものが出来そうです。

4. Posted by Bob   2025年06月01日 22:04
何となく今のモデラーの方々は、何でも市販品は無いのかと考えられるようで、どうなのでしょうかと思ってしまいます。
自分で作ってやろうという気概は、市販品を探して購入するという思いより低いのでしょうか?
3Dプリントが前面に出てくるようになりましたが、それに使用する素材については
あまり吟味もされていないようで、15〜20年で崩壊してしまうような素材ばかりで作られているような気がします。長持ちする素材で自分で作る発想が希薄な考え方が蔓延していないでしょうか?古希を過ぎたdda40xさんが素材と加工に拘り自分で作る姿勢は、高齢になった自分にとって、とても崇高な考えに思える今日この頃です。(偏った考えと思われるのは覚悟していますが)

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