2025年01月21日
Lobaugh の 2-8-4(CNW)

他にも彼が組んだものはあったが、仕掛品はこれだけだった。驚くべきことにディカールが付属していた。1950年代のかなり印刷の甘いものではあったが、使えるかもしれない。早速、膜の補強剤を塗っておいた。駄目なら買い替える。
Lobaugh はその当時からロストワックス鋳物の部品を付属させていた。惜しむらくは、従台車、テンダ台車が軸箱が非可動で、走らせるとオモチャっぽい音がすることだ。すべての軸箱を可動にした。ウェイトは全く付けていないのだが、とても重い。構成材料が分厚いものばかりだからだ。
ボイラは厚肉ブラスパイプを焼き鈍して外型の中に入れ、その内部にプランジャを油圧で押し込み膨らませて作っている。金属バットと同じ製法であり、外型に彫り込んであるディテールが転写されつつ、テーパのあるボイラが出来る。リヴェットなどは完全に表現されているし、各種の補機などの取付穴も同時成型である。それをフライス盤で削ってラニングボードの嵌まり込む溝を付けている。外型は2つないし、3つに分かれるようになっているようだ。火室部分だけが 0.8 mm 程度の厚さの板金工作である。


当時は機関車だけを売っていた場合もあり、テンダは好きなように自作するのが普通だった。木製のテンダもよくあったのだ。
日本製の模型が輸入されるようになり、テンダだけ欲しがる顧客がたくさんいた時代だ。様々な日本製テンダが売りに出ていた。多少形が違っていても文句は言わない人が多かった。あるいは自分で改造する人も居た。
コメント一覧
1. Posted by たかひろ 2025年01月22日 14:43
質問です
1.注油孔は下向きでしょうか?
2.軸箱両端(動輪裏面)への油のしみ出しはどの程度でしょうか?
3.主台枠に対する動輪および軸箱の左右横動(曲線対応)はどの位でしょうか?
1.注油孔は下向きでしょうか?
2.軸箱両端(動輪裏面)への油のしみ出しはどの程度でしょうか?
3.主台枠に対する動輪および軸箱の左右横動(曲線対応)はどの位でしょうか?
2. Posted by dda40x 2025年01月22日 22:57
下向きです。適量を注せば漏れてくることはありません。左右にも殆ど漏れません。
半径1200 mm(24インチ)を廻ります。0.8 mm(1/32インチ)のガタがあります。
半径1200 mm(24インチ)を廻ります。0.8 mm(1/32インチ)のガタがあります。
3. Posted by たかひろ 2025年01月23日 11:00
ご回答ありがとうございます