2024年11月02日

続々 coach interior

 しかし、この Keil Line の座席には一つ大きな欠点がある。それは物理的なバランスだ。本体の背ずりと座板はプラスティックで軽い。それに活字金で出来た座布団を貼るのだ。形は良いが、これが妙に重い。それを接着すると、椅子は自立できず、前にひっくり返る。肘掛けも活字金なので、それを貼れば重くなって安定するかと思ったが、やはり前に傾いて転ぶ。先日の記事で角棒に載せてあるのは、脚で自立させるのを諦めて、広い面で受けて転ぶのを防いでいるのだ。この状態で塗装した。   

coach seatsseats installed この自立できないということは、室内を完成させるのに、膨大な手間が掛かるということである。間隔を保つ簡単なジグさえあれば直ちに全数を貼りつけて完成の予定だったのだが、40個を貼るのに2日も掛かった。椅子がひっくり返らないように押さえが必要で、それがあると間隔保持のジグが使えない。結局一つずつ貼った。少し間隔がおかしくなったり、微妙に前に傾いたところもあるが、窓ガラスの歪みで見えなくなるだろう。屋根と床板に、小さな磁石が埋まっているのが見えるかもしれない。この程度で十分な保持力がある。

UP coach (2)UP coach (1) この写真では壁の仕上げがまだ完成されていない状態だ。洗面所等も置いていない。それを置くとこのような写真は撮れない。床の薄いアルミ板に欠き取りがあるのは、側板を受けるアングルの逃げである。乗客には色を塗らねばならない。これは大変な仕事だ。

 洗面所はアルミ板を曲げて作った。側板が開く方は便器などをつけたが、見えない方は何も付けない。1930年代のカー・サイクロを見て、それらしく作ったのだ。 

コメント一覧

1. Posted by 会員   2024年11月04日 19:37
昨日の例会で拝見しました。
側面がパカッと開いたので、「オオッ」という声が上がりましたね。
「意表を突く」という表現がズバリです。はめ込まれた跡が全く見えない素晴らしい仕上がりでした。
窓ガラスのデロデロとした感じも良いものです。昔はこんなガラスでした。素晴らしいものを見せていただきました。
2. Posted by dda40x   2024年11月07日 13:03
ご覧になった感想を戴き感謝します。側面がブリキであることを使った方法でした。ブラスであっても鉄板を貼れば応用できます。隙間が全く無くなるのは有難いですね。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
categories