2024年09月19日
続 GarGrave track
GarGrave の線路の紹介をしたところ、問い合わせをいくつか戴いた。枕木にレイルがどのように組み合わされているのか知りたいというものである。
この線路はいわゆる flexible track であり、ある程度自由に曲げられる。しかし枕木は外れない。枕木とレイルとの間には強い摩擦力が働いているが、曲げられたときには多少動く。しかし抜けることがないのは素晴らしい。
その構造はこの写真でお分かりだろう。枕木に逆向きの楔型の溝が切ってある。レイルの下部は長く伸びていて、開いている。組立時にはレイル全体をクランプするジグを使うはずである。30本程度の枕木を 3 ft (約90 cm)の区間、所定の位置に保持しておいて、そこに脚を閉じたレイルを押し込み、束縛を解いて脚を開かせるという手順だと思われる。あるいは枕木に横から滑り込ませているかも知れない。この逆楔を切る方法はなかなか難しい。2段階で切っているのだろうか。
鋼板の弾力が大きいだろうから、締め付けにはかなりの力が必要だ。油圧か空圧で締め付けざるを得ない。楔型であるからレイルと枕木は良く密着する。良く出来た設計である。
脚の部分が伸びているから断面積が大きく、電気抵抗の低減にも寄与する。また、この鋼板はスズメッキされているがその表面が実に滑らかである。昔カツミが売っていた三線式のガラレールの仕上がりとはずいぶん違う。メッキの仕方が違うので、錆びにくい。また平滑度が素晴らしい。50年も放置してあったが錆びていない。中央レイルは酸化被膜を付けてある。これも錆びにくいが、スズめっきほどではない。先端が磨り減ると錆びやすくなるはずだ。しかし相手は厚くスズめっきされたローラ式ピックアップであるから、それもほとんど心配がないようだ。しかもその回転軸には油が注してあるからそれが下に伝わって来るのもあるだろう。
この線路はいわゆる flexible track であり、ある程度自由に曲げられる。しかし枕木は外れない。枕木とレイルとの間には強い摩擦力が働いているが、曲げられたときには多少動く。しかし抜けることがないのは素晴らしい。

鋼板の弾力が大きいだろうから、締め付けにはかなりの力が必要だ。油圧か空圧で締め付けざるを得ない。楔型であるからレイルと枕木は良く密着する。良く出来た設計である。
脚の部分が伸びているから断面積が大きく、電気抵抗の低減にも寄与する。また、この鋼板はスズメッキされているがその表面が実に滑らかである。昔カツミが売っていた三線式のガラレールの仕上がりとはずいぶん違う。メッキの仕方が違うので、錆びにくい。また平滑度が素晴らしい。50年も放置してあったが錆びていない。中央レイルは酸化被膜を付けてある。これも錆びにくいが、スズめっきほどではない。先端が磨り減ると錆びやすくなるはずだ。しかし相手は厚くスズめっきされたローラ式ピックアップであるから、それもほとんど心配がないようだ。しかもその回転軸には油が注してあるからそれが下に伝わって来るのもあるだろう。