2024年09月09日
続 角スタッドを用いたレイアウトの骨組み
角スタッドは継ぎ足せない。接続金具を使ったとしても継ぎ目は弱く、曲げには耐えられない。
ホームセンタでは各種の長さで売っているので、設計をよく考えて無駄のない長さの購入をお勧めする。
直角に繋ぎたい時があるかも知れない。その部分の曲げ強度は保証できないが、ずれを防ぐことは簡単にできる。
この直角金具両方に当てて、インパクト・レンチでタッピング・ビスを8本ずつ打つと完了だ。かなり頑丈に付く。タッピングビスの下穴は不要で、直接ねじ込めばよい。3秒で終わる。
インパクト・レンチは不可欠だ。ドリルで孔をあけてビスを手でねじ込んでいると、腱鞘炎を起こしてしまうだろう。この道具を使うと1箇所3秒だ。
ややこしい形をしていて木材では強度が出せないところは鋼材で作ったが、木製の棚にネジ留めしてある。もちろん接着剤を塗って取り付けた。
アングルなどの鋼材に角スタッドを取り付けるときは、取り付け面の反対側の面にたけのこ状のステップドリルでドリルビスのネジ頭が通るほどの孔をあけ、インパクト・レンチに長いビットを付けて締める。10秒足らずで完了する。この時ネジが落ちないように、磁化したビットを使うか、ネジが落ちないようにテープで巻く必要がある。
普通のレイアウトなら、撓みが生じないように2x8材を立てて水平に置き、その上に直角に角スタッドをコース・スレッドで留めれば出来上がりだ。足は2x2材で十分だ。甲板のランバーコアは、角スタッドに直接コーススレッドで留める。こうすれば、非常に堅固な路盤が出来る。甲板の継ぎ目には裏から継ぎ目板補強の合板を接着剤とコーススレッドで貼ると丈夫になる。
角スタッドのスパンは 90 cm程度にすると角スタッドの敷設密度が減らせる。
ホームセンタでは各種の長さで売っているので、設計をよく考えて無駄のない長さの購入をお勧めする。

この直角金具両方に当てて、インパクト・レンチでタッピング・ビスを8本ずつ打つと完了だ。かなり頑丈に付く。タッピングビスの下穴は不要で、直接ねじ込めばよい。3秒で終わる。
インパクト・レンチは不可欠だ。ドリルで孔をあけてビスを手でねじ込んでいると、腱鞘炎を起こしてしまうだろう。この道具を使うと1箇所3秒だ。

アングルなどの鋼材に角スタッドを取り付けるときは、取り付け面の反対側の面にたけのこ状のステップドリルでドリルビスのネジ頭が通るほどの孔をあけ、インパクト・レンチに長いビットを付けて締める。10秒足らずで完了する。この時ネジが落ちないように、磁化したビットを使うか、ネジが落ちないようにテープで巻く必要がある。

角スタッドのスパンは 90 cm程度にすると角スタッドの敷設密度が減らせる。
コメント一覧
1. Posted by 老模型人 2024年09月10日 11:25
おっしゃる通り、木製台枠はすぐ狂ってきますね。日本の夏の湿気が効いていると思います。
私の知人のレイアウトも狂っているのですが、そのことは本人も知っていますが、話題に出せません。そういうものだと思っているのです。日本ではレイアウトの絶対数が少ないので、過去のTMSに紹介されたものが「秀作」として固定されています。現物を拝見すると、「これはないよ」という状態です。それを誰も言わないのですね。
今回の金属薄肉角パイプ工法は素晴らしいと思います。工学的な裏付けがある記事はまれです。
私の知人のレイアウトも狂っているのですが、そのことは本人も知っていますが、話題に出せません。そういうものだと思っているのです。日本ではレイアウトの絶対数が少ないので、過去のTMSに紹介されたものが「秀作」として固定されています。現物を拝見すると、「これはないよ」という状態です。それを誰も言わないのですね。
今回の金属薄肉角パイプ工法は素晴らしいと思います。工学的な裏付けがある記事はまれです。
2. Posted by ゆうえん・こうじ 2024年09月10日 22:20
私も今住んでいるマンションは中古マンションで、入居時にいわゆるスケルトン・リノベーションしました。
工事中 天井貼るときにプロの軽天屋さんが入っていたので、最初からこの工法がわかっていれば、レイアウト台枠もついでに?施行してもらったのにと後悔しています。
工事中 天井貼るときにプロの軽天屋さんが入っていたので、最初からこの工法がわかっていれば、レイアウト台枠もついでに?施行してもらったのにと後悔しています。
3. Posted by 見学させて頂いた者です 2024年09月11日 04:13
数年前、伊藤剛模型鉄道館を見学しました。レイアウト下部の構造について台枠製作の要点を説明して頂きました。
日本では木材が最良の材料と思っているのでしょうか。過去の鉄道模型誌に紹介されたものが「秀作」として発表されても時間経過後の発表は少なく思います。
木製台枠は、時間経過とともに狂います。この事すら鉄道模型誌は発表や注意喚起しないので、気が付きません。誰も話題に出さないので、当たり前になってしまうのでしょう。逆な言い方をすれば、レイアウト製作が少ないので提言が出来ないのでしょう。
今回提案されている金属薄肉角パイプ工法は経年変化が無く、素晴らしいと思います。高速道路の橋脚の様に無駄のないデザインの構造体です。「物理」の計算を忘れてはなりません。
日本では木材が最良の材料と思っているのでしょうか。過去の鉄道模型誌に紹介されたものが「秀作」として発表されても時間経過後の発表は少なく思います。
木製台枠は、時間経過とともに狂います。この事すら鉄道模型誌は発表や注意喚起しないので、気が付きません。誰も話題に出さないので、当たり前になってしまうのでしょう。逆な言い方をすれば、レイアウト製作が少ないので提言が出来ないのでしょう。
今回提案されている金属薄肉角パイプ工法は経年変化が無く、素晴らしいと思います。高速道路の橋脚の様に無駄のないデザインの構造体です。「物理」の計算を忘れてはなりません。
4. Posted by その後の見学者 2024年09月11日 09:00
木製台枠の経年劣化、主には反りですが、多くの人が木材の宿命だからと諦めてしまっているのではないでしょうか。そんなところに敷いたレールの上を走らせば速度にムラが出て面白くない走りになっています。コーナーで合板の反りで逆カントになっているのを気づかずフルスピードをで突っ込み脱線、落下した列車を見たことがあります。そして、その解決に軽天材を採用されたのは本当に素晴らしい着眼だと思います。
また、レーザー水準器を使用してレベルを確保したとのことですが、スムーズな走りを求めるのであればこれも押さえておくべきポイントであると学びました。日本の木造家屋は時間の経過とともに往々にして床のレベルが狂ってきます。住んでいると気が付きませんが、模型を走らせてみると分かるという経験をしています。
共に勾配の管理は大変重要であると気が付きました。
また、レーザー水準器を使用してレベルを確保したとのことですが、スムーズな走りを求めるのであればこれも押さえておくべきポイントであると学びました。日本の木造家屋は時間の経過とともに往々にして床のレベルが狂ってきます。住んでいると気が付きませんが、模型を走らせてみると分かるという経験をしています。
共に勾配の管理は大変重要であると気が付きました。