2024年07月31日

PFE の塗装完了

PFE 63-ft mechanical reefer 48年前に製作した木製キットの修理が完了した。基本部分は壊れていなかったが、細かい造作はかなり折れたりしていた。新たに部品を作ってエポキシ接着剤で取付けた。
 元の塗装を全部は剥がさず、スクレイパ(キサゲみたいなもの)で浮いているところを剥がし取りスティール・ウルで磨ると、褐色の自動車用プライマの色が出て来た。その状態を見た友人が、
「このままでも行けるよ!」
と言ったほど、がたがたに錆びた風情がそこには出ていた。

 筆者はそういう状態のまま、荒っぽく上塗りをした車輛を見たことがあるので、そのまま塗り重ねた。表面がざらざらではディカールは載らないから、全体に艶出し塗料を塗ってから貼った。泡を押し出すのに一苦労だ。

 ディカールはとっておきの新型車用(とは言っても35年前の話)である。白抜きのPFEの文字が眩しい。以前の黒文字とは全く異なる雰囲気だ。

 この貨車に装着してあるショックアブソーバの実演をすると、皆驚く。かなりの高速でぶつけても、ぐわっとめり込み、じわっと離れる。 
 誰かが動画を撮ったので、そのうちUPされるだろう。

diesel exhoustdiesel exhoust2 排気管を細い角パイプから作った。こういう部分には意外に大きな力が掛かるので、脆い材料では持たない。ブラスパイプを銀ハンダで付けたものを深く穴をあけた本体にエポキシ接着剤で付けてある。既に塗料が剥げて地肌が出ている。間もなく軽くウェザリングを掛ける。
 この貨車があと2輌ある。黄色と白にする予定だったが、オレンジが好きだ。本当はあと20輌ほど欲しいのだが、おそらく無理だろう。  

コメント一覧

1. Posted by とか   2024年08月01日 18:36
5 >がたがたに錆びた風情がそこには出ていた。

よく使い込まれた感が実によく出ている仕上と感じました。
逆にわざとこの仕上を得るのは、かなり難しいかとも思いました。

>白抜きのPFEの文字が眩しい。

本当に「眩しい」ですね。
特にリブにかかっているにも拘らず美しい仕上り、
素晴らしい限りです。

>黄色と白にする予定だったが、オレンジが好きだ。

日本で冷蔵車といえば鮮魚用の白一択ですが、
オレンジ、見るからに美味しそうでいい色ですね。
先日の黄色の「YAKIMA VALLEY」もそうですが、
カラフルな貨車は、見ているだけで楽しくなります。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
categories