2024年07月23日

光硬化型接着剤

 最近光硬化型の接着剤をよく使う。これは近紫外光を放出するLEDによって数秒以内に固まるもので、とても便利である。

 瞬間接着剤のように思わぬ時に固まってしまって、再度はがして付け直すということが全く無くなった。じっくり位置を確認したのち押さえ込んで光を当てればよいのだ。固まった後はヤスリで削ると快削性があることが分かる。エポキシのようにヤスリに粘り付くことはない。

 ホームセンタでも売っているが高い。それはたぶん日本製だろう。通販で安いものは中国製のようだ。うんと安いものがあったので注文したらアフリカのどこかの国からの発送だった。電池は放電しているし、接着剤は容器から出て来なかった。全くダメで、返金を要求すると直ちに返金があったから良いが、釈然としない。

 電池の能力が落ちていると、近紫外光が出ない。すなわち固まりが悪い。こういう時は直射日光にしばらく当てると完全に固まる。 
 
 分子構造は三次元網目状になるので、時間が経つと流れるというわけではない。ただ、長時間光に当たると何が起こるかは不明であるので、塗装するのが良いだろう。

 接着以外に、使い方を工夫すると様々な用途に使える。

1.穴を埋める。 爪楊枝を切って差し込み、それに沁み込ませる。光を当てて固めてまだ多少でも凹んでいたらそこに接着剤を落として再度光を当てる。ヤスリで削ってやれば完了だ。

2.リヴェットを足すことができる。うっかり削ってしまった時には、細い針の先に接着剤を付けて、少量を板の上に盛る。大きさを確認して光を当てると丸いリヴェットができる。大きさや曲率が気に入らない時は、拭き取れば何度でも作り直せる。形が決まったところで硬化させればよい。  

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