2024年07月19日
waffle-sided boxcar

この貨車の内面には、ある装置を簡単に付けることができる。Less Damage 荷物を傷めないこと、すなわち衝撃による貨物の損傷を防ぐ装置である。それは一種のつっかい棒のようなもので、左右の壁の凹みに取り付けるものである。こうすれば荷崩れを簡単に阻止できる。
アメリカの鉄道では1970年以降大きな変革があった。列車の規模が急速に大きくなったことと、熟練した機関士が極端に減ったことだ。
Tom Harveyは終戦時に20歳ほどで、それから25年で円熟した時期である。彼の世代は人数が少なかった。彼より年上の機関士達は終戦時に40歳台だったからすでに退職していたし、若い人は何も考えていなかった。ディーゼル電気機関車を動かすには大した技量は要らず、ただスウィッチを On,Off するだけであって、滑らかに運転するためのテクニックなど考える人が少なくなった時期なのだ。
ちょうどこのころ、巨大なショック・アブソーバを付けた貨車が開発されると同時に、様々な車内用の装置が採用され始めた時期でもあった。
木製模型の場合は薄い木片を外側に貼るのだ。切り口は斜めに削ってそれらしい形にせねばならない。たくさんの木片を作り、加工して整列させるのはなかなか大変な作業だ。
貼ってからサーフェサを塗り、スティール・ウルで磨る。これを繰り返すと滑らかな表面になる。