2024年07月05日

またまた C&O coal hopper

C&O peak-end hopper これも C&O の peaked end hopper である。前回紹介のものとは微妙に異なる。


 前回紹介したものは、間違いなくUS Hobbies(Levon Kemalyan氏がインポータ)の製品である。板は 0.4 mm で、ある程度の丈夫さが担保されている。ボルスタは黒いフェノ−ル樹脂で、台車から絶縁されていた。

old and new 今回のものは板が薄く、また寸法も微妙に違う。やや細いのだ。しかし製作手法はほぼ同じだ。おそらく、Max Gray以前の輸入品International 製)だろう。もちろん製造は安達製作所のはずだ。1957年頃だろう。この写真で手前は少し上部の幅が狭いのが分かる。側板上の部分の傾斜が急だからだ。

 ボルスタは t 0.6 ブラス板で、それに殆ど効かない M3 のJISネジが立ててあった。ピッチが荒いので、ほとんど効き目がない。めくり取って 1 mmの板で作り直し、その中心部にさらに t 1.5 のブラス板を貼り重ねて ISO ネジの穴を作った。台車が絶縁材料だから、金属製で良いのだ。ブレーキシリンダ、エアタンクなども無かったから、それらしいものを探して付けた。。
 連結器付近は弱いので、例によって t 1.5で作り直し、衝突に耐えるようにした。ホッパ下部は何も付いていず、寂しいのでアングルで小部品を付けた。

 ミッチャクロンで下塗りして、艶を出す塗装をした。ディカールを貼り易くするためだ。石炭を積まねばならない。夕張炭を10 kgほど持っているので、砕いて積む予定だ。

C&O peak-end hoppers このホッパ車の寸法が他と異なるということは、並べるまで全く気が付かなかった。見かけ上は同じものに見えたのだ。入手した時に妙に安いな、と思ったことは覚えている。アメリカの市場価格は、意外と実情をよく反映していることが分かった。ブローカの知識が豊富なのだろう。  


コメント一覧

1. Posted by 読者   2024年07月06日 10:05
下の写真で連結器高さが完全に一致しているのには、驚いています。きちんとジグで合わせていらっしゃるのですね。
2. Posted by dda40x   2024年07月07日 07:50
コメントありがとうございます。
 すべての車輛の連結器の高さはジグで合わせています。そのジグはレイアウト上の最高部に置いてあり、立った状態で目の高さですから、見やすく、調整が楽です。
 そこには各種のシムとワッシャが置いてあり、直ちに修正できます、台車のキングピンが抜けると大問題なので、ごくわずかの接着剤を入れて留めます。

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