2024年06月11日

客車の屋根を曲げる

 仕掛かりで6年も放置されていたものだ。邪魔になるし、せっかく切った材料を紛失することにもなりかねないので、組んでしまうことにした 。  
 窓の少ない機種で、あっという間に切り抜きは終わりだ。ドアをオフセットして取り付ける。例によって十二分にハンダ付けし、耐衝撃性を持たせる。

 屋根は例の丸金床で曲げる。この金床は仲間に頒けたが、皆さん使っているのだろうかと心配になる。友人宅で見かけたのには錆が出ていた。使われていないのだろう。上部以外はさびどめ塗料を塗っておくべきだ。

IMG_4234 屋根材は厚い方が細工はしやすいので t 0.7 を用いた。まず端の部分を小さい半径の金床で曲げる。ゴムハンマで順に送りながら叩く。



IMG_4235 両端を強く曲げてから、大きな半径の金床で少し戻すと、所定の半径になる。




IMG_4236 失敗しても再度強く丸めて戻せばよい。中間部分の大Rはごく適当に手で握って丸める。本物も曲げているのは両端の小R部分だけで、中間は自重で骨に合わせて曲がる。模型はそうはいかないので、手で握って曲げるわけだ。曲がりが足らない程度にしておき、大半径の金床の上でゴムハンマで軽く叩くと少しずつ丸味が付く。

 筆者はこの方法で客車を10輌ほど作っている。実に簡単であり、気楽な製法である。厚い材料を使えるので、丈夫で安心して扱える。しかも多少加工硬化しているので丈夫である。

 金床の跡が見えるようなら叩き過ぎである。最終的には表面を800番程度のサンドペーパで仕上げると凸凹はなくなる。板が厚いので、木片に巻いたサンドペーパで凸部だけを落とすことになる。屋根は艶消し塗装なので、全く問題ない仕上がりとなる。本物もかなり凸凹しているものなのだ。
 総型をつくって押すのは高くつく。ほんの15分くらいで簡単に曲がるので、お勧めしたい。

コメント一覧

1. Posted by 通りすがり   2024年06月12日 10:11
この丸金床はすばらしいアイデアです。厚目の板を使うところが経験を物語りますね。
ごく適当に曲がっていれば、あとは出ている部分を削ればよいというのは素晴らしい発想です。
薄い板を使う人にはできないやり方ですね。HOの人も0.5くらいの板を使えば可能と思います。

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