2024年06月07日

続々 分岐を3D‐プリントで作った⁉

 3D-プリントなら自分でスパイクする必要が無いので、レイルが嵌まる部分を少しずらすことは訳ない。ガードレイル側を 0.5 mm程度寄せるぐらい一瞬でできる。おそらく人間の目では検出できない程度のズレである。車輌はフログの護輪軌条上の誘導でまっすぐ走るので、ますます気付かない。

 その会場では両渡りが展示してあったのだが、そのクロシングがこれまた奇妙なのだ。フランジウェイが広いので間が抜けている。こういう場合はゲージをわずかに狭めると同時に、護輪軌条を拡げる。全車輌が通過できるバックゲージ+0.2 mm程度の余裕を与えれば極めて滑らかに走るようになる。
 走行性能を確保しながら、ファイン化が実現できるのだ。

 そのポイント、クロシングでは、すべてのガードレイルが完全な直線であったのには驚いた。フログ部分で所定の寸法になるようにわずかの弓型にすべきである。本物を見てごらん、と言っておいた。この模型の作者は、実物の観察が足らないと感じた。分岐を渡る時の車輪とレイルヘッドの当たり具合をじっくり見るべきだ。通れば良いわけではない。

 Nゲージのポイントは、ただ通ればよく、落ち込みとか音に関しては考えているようには見えない。

 また、フログの材質には大きな問題があった。


コメント一覧

1. Posted by Low-D愛用者   2024年06月07日 13:32
0.2mmのクリアランスで完璧な走行ができるのは素晴らしいです。この車輪は寸法公差が事実上なく、どの車輪も均一です。
音がせず、また車体が揺れることもなく、滑らかそのものです。電車の走行が実物のようで、うっとりしてしまいます。

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