2024年05月10日

続 Dennis' workshop

IMG_4045 (1) このように広い工作室を持つことは、わが国ではかなり難しい点もあるが、その中に置いてあるいくつかの工具は日本でも買えるので、それについて説明していきたい。


IMG_4010 まずこのプレスである。何度も紹介しているが、プレスを持っている模型人は少ない。相も変わらずコンコン改軌をしているらしい。この大きさ程度のプレスを持つだけで、精度の高い車輛ができるということを認識してほしい。プレスは高価なものではない。


IMG_4011 これはシァ、ベンダ、3本ローラが一つになったものである。中国製で使い心地は今一つであるが、整備次第でもう少し良くなるであろう。本当は単能機3つある方が、はるかに使い心地は良い。


IMG_4014 これはハンダ付け専用のテイブルである。各種のジグがあり、押さえ付けて炭素棒でハンダを融かす。直角ジグはいくつか作ってある。フレキシブル・シャフトの回転工具もある。


IMG_4022 (1) クランクピンを作っているところである。快削鋼で作るので、つるつるに仕上がる。M2のネジを切るタップが必要となり、持って行った。彼の地ではメートルネジの工具は手に入れにくい。 

コメント一覧

1. Posted by 愛好家   2024年05月10日 08:34
模型運転会場で見学中、横で会員と思われる人達が大声で、話している。
「やっと車輪の改軌をしたよ!」
「やり方は?」
「小さいハンマーでチョイチョイだよ!」車両を裏返しにして、指でカラ回しをしたのを見たら車輪のレールの当たり面とフランジ部分の反射光が振れているのだ。走らせると車両が揺れている。
この方達は、話の内容で50年近くの趣味人だと聞こえた。横に工作作業を理解している見学者がいるのに恥知らずの連中です。
dda40x様が啓蒙してくださっていても、相変わらずこの有様です。
2. Posted by YUNO   2024年05月10日 08:57
メトリックの工具やネジは、今は居住地域に関係なくamazonで簡単に買えるようになったので、大急ぎでなければ、そして配送料が許容できるなら通販を利用されるとよいと思います。
3. Posted by 愛読者   2024年05月10日 13:50
1枚目の写真の左上に掃除機らしきものが見えます。これはフライス盤での切粉を吸うものでしょうか。良いアイデアと思います。
4. Posted by dda40x   2024年05月10日 21:10
 多くのコメントありがとうございます。
 プレス機は安いものです。中古を探すといくらでもあります。押す部分と押し過ぎないようにするジグを作れば、車輪の改軌などは極めて容易で確実なものになります。叩いたものは必ず狂っています。
 メトリックの工具、ネジなどは思うように手に入らないようで、時々送っています。
 掃除機は切り粉除去用です。時々袋の中を掃除するとどっさりブラスの粉が出てきます。右下にはアセチレンのトーチが見えます。アセチレン炎は小さく熱量が大きいので、大きな台車(GG1の鋳鋼台車)をハンダ付けするときなどには最適です。 
5. Posted by 通りすがりの老人   2024年05月11日 09:55
素晴らしい工作室ですね。うらやましい限りです。
Dennisさんはもともとは何をしていらした方なのでしょうか。
6. Posted by 千葉のF   2024年05月11日 10:29
酸素とアセチレン?ボンベ の火力が羨ましい。。。。
7. Posted by dda40x   2024年05月12日 21:52
 Dennisは米国空軍のパイロットです。
 B52重爆撃機に乗っていました。大変優秀な人です。お兄さんも空軍で、B52の教官をしていたという空軍一家でした。
 以前から仲良くしていましたが、病気が見つかって退役してからは模型三昧となり、より親密になりました。

 アセチレン・バーナは唯一私の持っていないもので、うらやましく思います。
 アセチレンは燃焼速度が大きく、常識的なガスの中では水素の次に大きかったはずです。すなわち、小さな高温の炎が得られ、エネルギィ密度が大きいので、炭素棒で加熱すると同等の加熱ができます。大物のハンダ付けは実に容易になります。日本では法規制が厳しく、個人での所有は困難です。アメリカではこのように酸素と二つのシリンダを並べて簡単に使えます。

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