2024年04月01日
DCC dead rail engine
A氏に改装をお願いしていた試作機関車が到来した。DCCによる無線操縦機関車である。これは今までのものとは根本的に違う。dead railでありながら、DCCのコマンドが100％使えるのだ。連結器の開放もできる。こういう機能を持ったものは、まだ市場にない。すなわち世界最先端の機能を持つ。ご質問はあろうが、雑誌に載るまでは詳しくお答えすることができない。
博物館の隠しヤードから貨車を25輌ほど（約10 kg）を牽き出して1.9％の坂を登っている。非常に低速が効き、毎秒3.5 mm程度でも滑らかに登る。実物ではモータが焼けてしまう速度だからあり得ない。毎秒20 mm（時速 3.5 �辧膨�度にしているが、これでも遅過ぎるくらいだ。サウンドが最大限に働いてエンジンの轟音が反響する。排気管からは煙（水滴）を吹き出させることができるが、消費電流が大きいので、観客があるときだけにする。重い貨車30輌を牽いて最高速（50マイル/ｈ）で1.56％の下り坂を降りる途中で、dynamic brakeを利かせるボタン（F4）を押す。グワーンという音がして抑速され、抵抗器が熱くなる。これは本物と同じ動作である。実に面白い。
まだ単機だが、2輌の固定編成で長大編成を引き出せるようにする。大きな負荷だが、おそらく100往復ぐらいはできそうだ。駐泊所に充電装置を置く。電池は大型のリチウム電池3本で11 Volts近辺だ。3本の直列充電は危険なことがあるので、2つの端子で充電ということは避けたい。枕木から4つの端子（場合によっては6つ）を出して個別に充電するようにしたい。
ヤードでの入換中、案の定、奥の方で脱線があり、線路でショートが起こっていることが確認できたが、この機関車は全く影響を受けずに牽き出せた。1,2輌程度なら脱線していても、無理やり牽き出すことができる。
コメント一覧
1. Posted by 愛読者 2024年04月02日 00:09
凄いですね。本物と同じように発電ブレーキが効くのですか。拝見したいものです。貨車の摩擦が少ないからこそ、その動作を見ることができるのですね。
これを発表するのはTMSではだめです。最も影響力のあるMRに投稿すべきでしょうね。
これを発表するのはTMSではだめです。最も影響力のあるMRに投稿すべきでしょうね。
2. Posted by r34_gtt 2024年04月03日 18:57
バッテリーはUSB-PD対応のモバイルバッテリーを使い、出力電圧を強制するトリガーデバイスと組み合わせると、コンパクトになるし充電も楽になると思います、USB-PD対応モバイルバッテリーの例
https://ec.geo-online.co.jp/shop/g/gB01493401/
トリガーデバイスの例
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ledg/usb-pd-trigger-decoy-device-dc-5v-9v-12v-15v-20v.html
3. Posted by ゆうえん・こうじ 2024年04月04日 11:00
鉄道模型雑誌の電子機器記事というのは扱いが難しいと思います。
昔のようにハードウェアが主体のときは、回路図を掲載すればそれでよかったですが、最近のようにマイコン上のソフトウェアで機能を実現するのが主体となるとそうはいかないと思います。といっても電子工作雑誌ではないので、ソフトのプログラムソースを誌上で活字として公開するのもどうかと思います。
少なくとも筆者の公開しているソースコードにリンクするようなＵＲＬへのリンクは掲載すべきだと思います。
記事投稿先は、その雑誌の言語より、そういう雑誌のポリシーを優先して選ぶべきだと思います。
市販の製品利用ではなく、自作品でソフトウェアは非公開というのであれば、完成した作品を解説抜きで写真で掲載しただけの記事と本質的には変わらなくなると思います。「ふーんよくできてますね」程度で終わってしまうので誌面の無駄だと思います。
昔のようにハードウェアが主体のときは、回路図を掲載すればそれでよかったですが、最近のようにマイコン上のソフトウェアで機能を実現するのが主体となるとそうはいかないと思います。といっても電子工作雑誌ではないので、ソフトのプログラムソースを誌上で活字として公開するのもどうかと思います。
少なくとも筆者の公開しているソースコードにリンクするようなＵＲＬへのリンクは掲載すべきだと思います。
記事投稿先は、その雑誌の言語より、そういう雑誌のポリシーを優先して選ぶべきだと思います。
市販の製品利用ではなく、自作品でソフトウェアは非公開というのであれば、完成した作品を解説抜きで写真で掲載しただけの記事と本質的には変わらなくなると思います。「ふーんよくできてますね」程度で終わってしまうので誌面の無駄だと思います。
4. Posted by Tavata 2024年04月04日 12:21
面白いですね！
ぜひ今度実見させてください。
デッドレールでダイナミックブレーキだと、手元にレール経由の逆起電力が戻ってこないので、抵抗器は車載しているのでしょうか？
なお、先日の池袋での鉄道模型芸術祭で、On30でのデッドレールDCCの実演がありました。小型のナローのディーゼル機関車でしたので、HO標準機の機関車と断面はほとんど同じで、HOでもデッドレールができる可能性を示唆しておりました。
ぜひ今度実見させてください。
デッドレールでダイナミックブレーキだと、手元にレール経由の逆起電力が戻ってこないので、抵抗器は車載しているのでしょうか？
なお、先日の池袋での鉄道模型芸術祭で、On30でのデッドレールDCCの実演がありました。小型のナローのディーゼル機関車でしたので、HO標準機の機関車と断面はほとんど同じで、HOでもデッドレールができる可能性を示唆しておりました。
