2024年03月02日

続々々々々 20 innovations that changed the hobby

17. 木製のキットは、割り箸キットと呼ばれた時代がある。細かく指定寸法に切り、穴あけもせねばならなかった。1989年に薄い木の板をレーザ光で切り抜いたキットが現れ、現在ではそれが主流になってしまった。硬い紙を切ったものでもエポキシ樹脂を含浸させれば十分な強度を持たせることができる。
 金属板を切り抜くのはエッチングによるのが普通であったが、現在ではかなりの厚板もレーザで切り抜ける。単価も下がり、使い捨てのジグにも使える時代になった。

18. DCCはNMRAの規格に入れられ、世界中どこでも同じ動作をさせることができる(メルクリンとアーノルトは独自規格を持っている)。DC運転に比べ、はるかに高機能であり、多くの列車を同時に運転できる。日本では走らせている人が少なく、DCCの普及率が極めて低いのは残念だ。難しいと考えている人が多いようだが、誰でもできる。特にプラスティック車輌はショートの可能性がまずないので、極めて簡単である。 

19. 3Dプリントは小ロットの部品のみならず車輌全体を作ることが出来、それを販売する人もいる。誰もがこの業界人になれる日が来たのだ。しかし、材質に関する知識が不足すると、時間が経つとぐにゃりと曲がってしまったり、溶けたりする可能性があるが、まだそこまで時間が経過していないので、気がついた人は少ない。

20. 通電していない線路(dead rail) の上を無線操縦で走らせることができる方式である。当初は屋外の汚れた線路で走らせるための方便であったが、屋内でも用いられることが多くなった。DC本線とDCC本線をまたいで貨物列車の入換をしようと思うと、この方式を採用すると便利だ。当鉄道ではすでにWifi伝達方式の試作品を採用して、貨車ヤードの入換に使っているが、今回A氏が開発したDCC信号を無線伝送する方式は、双方向ではないがDCCのフルスペックを活用できる。この方法ならば、音声も各種のギミックも、多チャネルで送れる。本線を走るのでなければ電池容量は十分で、ヤードの隅の停泊所に充電装置を置けば良いだけである。   

コメント一覧

1. Posted by 読者   2024年03月04日 07:57
一連の記事を読ませていただき、色々と考えるところがありました。TMSは何も考えていないということがよくわかります。
今回の隠しヤードを無線化するというのは素晴らしいアイデアです。今まで気づきませんでしたが、本物のヤードには架線などありません。ポイントが手に届くところにあれば、メンテは簡単ですね。
2. Posted by 愛読者   2024年03月07日 12:47
この一連の記事を通読して分かることは日本ではレイアウトの数が極端に少なく、また走らせている人がほとんど居ないということです。dda40x様のように走りを追求し、そのためならどんなことでもするという人は現れて来ないのです。
dda40x様は米国にいらした方ですから、当然のようにそれを実現されていますが、日本の雑誌は何が問題かなどと考える力もないでしょう。
TMSは走りを向上させるための連載記事を通年で載せるべきです。それをやらないと、あと数年で自滅するのではないでしょうか。

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