2024年02月05日

lesser thickness gearboxes

 HOの蒸気機関車に用いるには、厚さがあると使いにくいそうである。当初はこれで十分ということだったが、イコライザが仕込んであったりするとギヤボックスはもっと薄くないと入らないらしい。

 その開発を頼まれたが、難しい点がたくさんある。3D出力のときの最低厚さが決まっているので、減らせない部分たとえばウォームの前後のボールベアリングのフランジが当たる部分は薄くできない。

薄型ギヤボックス 3Dの師のS氏は面白いアイデアで切り抜けた。その部分を外側に飛び出させ、厚みを持たせて成形した上で、組立後にヤスリで外に出た分をを削り取るというものだ。こうすればその部分は極端に薄くできる。

 あちこちの寸法をすこしずつ削って、ようやく試作品が完成した。現在は三次試作品まで来た。
 左右を締めるネジの位置なども、工夫して移動している。これがうまく収まることを確認してから、まとまった量を発注する。
 これができれば、機種をあまり考えずに採用できるというわけだ。 3月ごろ、貫名氏から発売予定。

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