2024年02月03日
correct method to assemble gearboxes
HO用のギヤボックスを作り、一部の顧客向けに発売を始めた頃の話である。簡単な組立マニュアルを書いて、添えた。これだけは守らないと作動しないということだけを箇条書きで書いた。
・Φ5のリーマを使ってボールベアリングの入る部分を削る。
・ウォームをシャフトに通してロックタイトで固着する。
・ボールベアリングを軸に通す時は油を塗ってからにする。
・動輪を外すときに叩いてはいけない。
この種の単純なことが、あと数項目書いてあった。ところがとんでもないことをする人が居るものである。
「ちょうど良い太さのヤスリがあったから、それで削ってベアリングをはめたが、動かない。」
「シャフトにニッパで傷を付けてウォームに叩き込んだら、調子が悪い。」
などなど、呆れ返ることをする人が居るものだ。マニュアル通りにしなかった理由を聞くと、「今までこれでうまく行っていた。」と言う。
今までのものとは全く異なるレヴェルの工業製品である、と説明しても理解しようとしないのには参った。
「ずっとこの方法でやってきたが、今まで問題はなかった。」と不満そうである。最後の叩いてはいけない、の意味が全くわからないらしい。これは例のコンコン改軌が広く行われているという証左だ。叩くのは避けるべきだ。どうしても叩く必要があるときは、ブラスあるいは銅の棒を介して叩くべきである。
模型は精密機械であるはずなのだが、プラレールと同様の扱いを受けているような気がしてきた。
・Φ5のリーマを使ってボールベアリングの入る部分を削る。
・ウォームをシャフトに通してロックタイトで固着する。
・ボールベアリングを軸に通す時は油を塗ってからにする。
・動輪を外すときに叩いてはいけない。
この種の単純なことが、あと数項目書いてあった。ところがとんでもないことをする人が居るものである。
「ちょうど良い太さのヤスリがあったから、それで削ってベアリングをはめたが、動かない。」
「シャフトにニッパで傷を付けてウォームに叩き込んだら、調子が悪い。」
などなど、呆れ返ることをする人が居るものだ。マニュアル通りにしなかった理由を聞くと、「今までこれでうまく行っていた。」と言う。
今までのものとは全く異なるレヴェルの工業製品である、と説明しても理解しようとしないのには参った。
「ずっとこの方法でやってきたが、今まで問題はなかった。」と不満そうである。最後の叩いてはいけない、の意味が全くわからないらしい。これは例のコンコン改軌が広く行われているという証左だ。叩くのは避けるべきだ。どうしても叩く必要があるときは、ブラスあるいは銅の棒を介して叩くべきである。
模型は精密機械であるはずなのだが、プラレールと同様の扱いを受けているような気がしてきた。
コメント一覧
1. Posted by とか 2024年09月03日 10:27

は、模型雑誌で何度か読んだ記憶があり、完全に正しい技法と認識しておりました。
(今直ぐ出典根拠を探し出せませんが、私の場合模型雑誌購読歴の多くがTMSですので、恐らく同誌が大半かと思われます)
業界誌のミスリードの怖さを感じます。
2. Posted by dda40x 2024年09月03日 12:57
叩くという操作を、機構部分を作る作業から排除せねばなりません。
粗雑な模型ではないのですから叩くと曲がる、潰れるということがありうるのです。その曲がり、潰れが、見えないので良いと判断する人が大半でしょう。時計屋さんが叩いて嵌めたりするのでしょうか。
ロックタイトを使わない人が多いのには驚きます。押しネジで留めるのに躊躇が無いのです。押しネジで押すと偏心します。
「そんなの知れてる!」と言う人の模型は進歩できないでしょう。
辷りバメで組んだ模型は静かですが、そういうものを見たことが無いのでしょうね。
粗雑な模型ではないのですから叩くと曲がる、潰れるということがありうるのです。その曲がり、潰れが、見えないので良いと判断する人が大半でしょう。時計屋さんが叩いて嵌めたりするのでしょうか。
ロックタイトを使わない人が多いのには驚きます。押しネジで留めるのに躊躇が無いのです。押しネジで押すと偏心します。
「そんなの知れてる!」と言う人の模型は進歩できないでしょう。
辷りバメで組んだ模型は静かですが、そういうものを見たことが無いのでしょうね。
3. Posted by とか 2024年09月03日 17:27

以後、心致します。
有難うございました。