2024年01月14日

radial couplers

 radial couplers (1)黄色のカブースの後ろにある貨車はまだ紹介していなかった。これは25年ほど前、アメリカの中古市場で廉価で手に入れたものだ。塗装は剥がれ、台車は外れていて、まさにジャンクであったが、その連結器に興味があったのだ。

 塗装を補修し、台車を取り替えた。当然車輪は Low-D である。連結器は何も補修していない。110度ほど回り、ガイドに沿って動くから垂れ下がることもない。これは路面電車の線路を使って配送していたときの名残だ。

radial couplers (2) 連結器の根本は台車のキングピンに近いから、押したときに横方向からの力が少なく、脱線の可能性が低くなる。
 これを介して80輌の推進運転をしてみたが、問題はなかった。ただしKadeeが相手だと、ガタが大きいので推進では座屈する可能性がある。実験はMonarchと組み合わせて行った。これは実物の構造に極めて近いから、固く噛合うので安心できる。

 この貨車のRalston Purina は19世紀からある動物用の飼料の会社だったが、かなり長期間、人間用のシリアルも売っていた。またこの赤白のチェッカー柄の看板のピザのチェイン店も営業していたが、1990年以降は見たことがない。 現在はネスレと合併して、また飼料会社に戻ったようだ。この貨車の時代は1940年代であろう。キットの製造元はMain Line Modelsだと思う。同様の作りの冷蔵車を複数持っていることから判断した。(品番OR-41であることが判明したが、radial coupler は元の持ち主の好みで付けられたものである。おそらくQ-CarCompany の部品を使っているものと思われる。床板より下は、普通のMain Line Models の構造とは異なる。)
 荷室ドアの蝶番はすでに3Dプリントで作ってあるから、貼る予定だ。 

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