2024年01月10日

loading / unloading coal

 石炭をどの様な方法で積んで、どうやって荷下ろししているかということには興味があった。

 70年代に炭鉱が近くにあって、見に行った事がある。昔ながらの方法で、両側に屈強の男が二人一組で立ち、ホッパ車の下のラッチを外して中身を出し、その蓋を閉じる。これは重労働である。その後閉鎖され、遺構があったがそれも高速道路の工事で無くなってしまった。思い立ってYoutubeを検索すると、現代のいくつかの事例が見つかった。

 まず積むときの様子である。かなり細かく砕いた石炭を、微速で動いている貨車の上から落としている。横についているゴムの板がくせ者で、安息角ギリギリで山を整形しているように見える。

 下ろすときはホッパを開いただけでは落ちにくいことがある。この動画では振動を与えて落としている。上から降りてくるものがその vibrator である。ただ載っているだけのように見える。これが振動を始めるとへばり付いていたものが落ちる様子が分かる。
 ホッパの出口蓋は自動で閉まる様だ。これは大きな省力化である。全体をひっくり返す方法は効率的だが、投資額が巨大である。貨車も全て替えねばならないからだ。

コメント一覧

1. Posted by YUNO   2024年01月10日 06:54
15年ほど前にアメリカで放映されたテレビ番組で、現代の石炭列車の紹介がありました。ここではロータリーダンパーが使用されています。
子供向けプログラムなので演出が大袈裟ですが、鉄道輸送のシステム全体が平易に解説されていて、一見の価値ありです。
長さは45分です。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm9274608

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2. Posted by とか   2024年01月10日 12:27
5 今回も、実に興味深い動画を有難うございました。

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