2023年10月26日
続 turning a flywheel(心を出す方法)

ワークをかぶせる。中心のネジを軽く締めるだけで完全に固着する。



・反対側の端面削りをする(左)。
・外面を軽く削るとこの程度の偏心が認められる。外径を Φ51.5 まで削るとこの偏心はなくなったが、さらに削って設計値の Φ51.0とした(中)。
・出来上がり。これで質量は570 gとなり、かなりの減量である(右)。
表面はきれいにしたいので、この後、細かいサンドペーパで磨く。
これで内外の同心性が確保された円筒ができた。ある程度の高速回転(最高1000 rpm強)をするものであるから、心が出ていないと激しいビビリ振動が出てしまう。
コメント一覧
1. Posted by 読者 2023年11月02日 10:21
この太くなるヤトイは日本では市販されていないようです。外国から取り寄せねばなりませんね。自作するのもなかなか難しそうです。おそらく正確に6等分しないとうまくいかないと思いました。
2. Posted by dda40x 2023年11月03日 08:26
確かに日本での市販品はなさそうです。自作するとすれば、おっしゃるように 均等な6つ割か8つ割にせねばなりません。
ネジは頭が大きめの皿ネジのようになっています。角度は45度です。穴はそれと合うように出来ていて、最後まで締め込むと少し開きます。
ネジが緩んだ状態でも6つの扇形断面の部材はかなりの剛性を持ち、旋盤で削ってもたわむことはありません。すなわち、柔らかい材料では作るのは難しいでしょう。もちろん短ければ可能と思います。
ネジは頭が大きめの皿ネジのようになっています。角度は45度です。穴はそれと合うように出来ていて、最後まで締め込むと少し開きます。
ネジが緩んだ状態でも6つの扇形断面の部材はかなりの剛性を持ち、旋盤で削ってもたわむことはありません。すなわち、柔らかい材料では作るのは難しいでしょう。もちろん短ければ可能と思います。