2023年10月24日
turning a flywheel(心を出す方法)
フライホィールを削っている。中外を削って完全に心が出ていなければならない。大きな旋盤で、もっと長い材料を銜えて中外を順に削れば、あっという間にできるだろう。しかし小さな旋盤で、少ない材料を無駄にしないようにするには、工夫が要る。筆者の旋盤の通し穴はΦ19しかない。工場にあるようなΦ64(2インチ半)の通し穴のある機械であれば、Φ52(2インチ)の材料を送り出して作れるが、そんな伝手も材料もない。
筆者に旋盤のテクニックを授けてくれた先生は何人かあるが、Bill Melisの方法を紹介したい。




・三爪チャックに材料をしっかりと銜え、端面削りをする。送りを小さくしてきれいな面を出す(左)。
・センタドリルで中心を出す(左中)。
・1/2インチ(12.7 mm)のドリルで貫通させる(右中)。
・次に3/4インチ(19 mm)で拡げる(右)。
中グリバイトで拡げる。このとき「刃物を高くせよ」と厳しく仕込まれた。間違って喰い込ませたときに、被害を少なくするためだ。
「刃物をよく研ぎ、送りはゆっくり」である。目的の内径まで、丁寧に拡げる。
筆者に旋盤のテクニックを授けてくれた先生は何人かあるが、Bill Melisの方法を紹介したい。




・三爪チャックに材料をしっかりと銜え、端面削りをする。送りを小さくしてきれいな面を出す(左)。
・センタドリルで中心を出す(左中)。
・1/2インチ(12.7 mm)のドリルで貫通させる(右中)。
・次に3/4インチ(19 mm)で拡げる(右)。

「刃物をよく研ぎ、送りはゆっくり」である。目的の内径まで、丁寧に拡げる。