2023年09月16日

center sill

 鉄道玩具の床板を分解し、余分なものをすべて外した。先回作ったcenter sill(背骨)は10 mm角であって、 重過ぎた。
 高さがあれば良いので、5 mm角に、9.5 mm(3/8インチ)x0.8 mm(1/32インチ)の平角棒を左右に貼った。

center sill さすがにこのハンダ付けは、炭素棒では難しい。出来ないことは無いが、連続使用すると電源が焼ける虞れがある。30秒以内の使用に限らねばならない。
 複数のクランプで締め、ガス火で炙る。薄板は温度が上がり易く、膨れ上がるから、クランプを順に緩めながらハンダを流す。全体が温まれば、膨れ上がりは収まる。63%ハンダを使えば、全面ハンダ付けは簡単だ。この状態で質量は 93 g とかなり軽くなった。剛性は十分にある。(写真左は細い背骨だけを示す。右3つは細い背骨を置いてみただけである。まだメタルタッチになっていない。薄い床板にはプレスで膨らみが作られ、照明部品などを差し込むようになっていた。それらを全て切り取らないと背骨が密着しない。)

 背骨の裏をベルトサンダで研磨して平面を出し、鉄板の薄い床板にネジで締め付ける。連結器座の高さまで到達しないので、別部品を作ってハンダ付けし、持ち上げる。それをフライスで正確に削って、連結器座とメタルタッチさせるわけだ。 

 ここで気が付いたのは、荷物車の床板高さは他車の床板高さより 3 mmも低いことだ。すなわち、押出しの型が違うということである。そうするメリットがあるとは思えない。車輌外形は全く同一である。妻板は同じなので、妻板の取り付けには妙なスペイサを挟まねばならない。理解不能だ。  

 その床板が低かったので、ムクの背骨は、まだ細くて済んだわけだ。そうでなければ、13 mm角を使わざるを得ず、諦めて別の方法を採ったであろう。

コメント一覧

1. Posted by O場(仮名)   2023年09月17日 19:12
現状で既に充分な剛性とのことですが、中梁を床板に裏返しに当てて、数カ所でネジ止めすれば、箱型梁になって更に剛性、座屈限が向上します。
2. Posted by dda40x   2023年09月17日 20:19
 ご忠告ありがとうございます。その通りで、10 mm角パイプ(1.5mm厚)を貼ろうと思ったのですが、断面積を計算するとかなり重く、この薄い側板で解決したかったのです。既に十分過ぎる剛性がありましたのでこれで行きました。もし 5 mm角棒がなくて 2 mmx5 mmを使うことになっていれば、上下を逆にしたと思います。そうすると床板が薄い板なので、ネジを留める場所には7.5 mmのスペイサを貼っておく必要がありました。色々考えて角棒を上にしました。

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