2023年09月06日

既製品の客車を手直しする

stupid coupler base この連結器座を見て戴きたい。
 アメリカのティンプレート(三線式鉄道玩具)の会社がK国の某メーカに作らせた製品を、2線式スケールモデルとして少数売ったものである。形は良いが、元々は鉄道玩具なので、期待は出来なかった。購入して初めて連結した瞬間に、妙な感触があった。連結器座が奥行きの無い形で、しかも床板が薄いので、ぐにゃりと曲がった。先に床板が逝ってしまったのだ。この写真は壊れていない例を示している。

durable coupler base 薄い床板を補強しても、連結器が浮いているようでは意味がない。ここはやはり全長を貫く堅い背骨を入れるべきである。ちょうど良い太さのブラスの角棒があったので、座の厚み分をフライスで削り、メタル・タッチにした。連結器を留めるネジが貫通して締まる。

 背骨の質量は350 gもあったので、客車車体の質量は1 kgとなった。この車体はアルミニウム合金の extrusion (押出し) の断面が一体になっているもので、比較的軽いが、他の車輌より重い。

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