2022年04月17日

新設計のギヤセット

 今回発注のギヤセットは新設計である。切削する刃物も新調して、考えられる最高効率を目指した。40年の研究結果の集大成であって、猿真似では、実現できないレヴェルにある。高価ではあったが、望んだ通りの結果が出た。
 
 当然のことながら、Oゲージ用も同時にデヴュウしている。これには固定客がある。たまに模型クラブに持っていくと、価格を聞かれる。安いと感じるらしい。こちらは儲けるつもりがないので、一般のギヤセット程度の値段である。

 売ってくれ、と言うので、細かい説明をする。潤滑剤の話、ボールベアリングの銘柄と形式、嵌め方、そしてシャフトは提供したもの以外使わないこと、さらにネジの締め方、リーマの通し方などである。
 すると、その人は、「たかが模型なんだから、そんなことまで言わなくても…。」と言う。

 こういう人には売らないことにしている。後で悪評を撒き散らされるのが、目に見えているからだ。価値を理解できない人は、間違った使い方をして、失敗する。更にそれを開発者である筆者のせいにされた事例は、多々ある。
 
 筆者は精密機械の部品を用意しているのだ。おもちゃの部品を売っているわけではない。

コメント一覧

1. Posted by Tavata   2022年04月18日 22:09
 素晴らしいですね!私も試してみたいのですが、私が主に扱っている9mmやHOの小型機の中で使う対象が思いつかず、頂くのを保留しています。
 ただ、大型機が嫌いなわけではないので、慣性増大テンダーも含めて16.5mmで作ってみたいとは思っております。

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