2022年01月07日

続々 またまたイコライジング

 たまに手つかずの機関車が発掘されると、まずモータ、ギヤを捨てる。次にテンダ台車、先従台車の車輪を取り替えて、ボールベアリング化する。最後に台枠を寝かせて、寸法を写し取り、イコライジングの案を練る。主台枠の加工は、縦フライスがあると実に容易である。動輪軸のギヤ廻りの加工は一番最後である。 

Weight distribution PRR E6s 近代型のPennsylvania鉄道の従台車は、通常型とは異なり、台車枠自体がイコライザとして機能するので、一度やってみたいと思っていた。軸重配分は、当鉄道の基準である先台車軸を動輪軸の1/2、従台車軸を2/3としてイコライザの構成図を描いてみた。従台車軸には軸バネが付いてはいるが、テコで掛かる軸重は同じである。

 従台車の幅を少し詰めて、イコライザ支点を内側に各1 mmずらすことができれば、後はほとんど何もすることがない。バネ吊りは長くなるが、硬いリン青銅板を使えば問題ない。従台車の前端では曲げモーメントが発生するので、硬い材料で作り、銀ハンダで付ければ良いだろう。この従台車はブラスの砂鋳物でよく出来ているが、とても重い。バラしついでに、裏側をフライスで削って肉抜きをしてみたい。 
 イコライザ自身が重過ぎると、せっかく正しく設計しても、意味がなくなるからである。 

 この機関車は、何らかの理由でテンダが正規の製品とは異なるので、市場価値が低かった。しかし、たくさんの実物写真を見ていくと、そういう組合せもあったので、問題にはならない。
(次回の重心位置の決め方に続く)

コメント一覧

1. Posted by ゆうえん・こうじ   2022年01月07日 23:16
軸重配分を、先台車軸を動輪軸の1/2、従台車軸を2/3と貴鉄道で設定されているのは何か理由があるのでしょうか?あれば教えてください
2. Posted by dda40x   2022年01月07日 23:24
 最初に作った機関車の実物のデータが、その近辺の数字であっただけです。従輪の軸重が動輪とほぼ同等のものもあります。
 先輪が軽いのは、一点をそこに置いた三点支持だからでしょう。先輪に大荷重を掛けると、牽引力が無駄になりますし、乗務員室の上下の動揺が大きくなります。
 いずれにせよ、数値を決めておくと設計が楽です。
3. Posted by うっかりバロー兵衛   2022年01月08日 07:23
添付の図を拝見しますと台枠との接点4か所の重量比を前から順に3/2,1/2,1/2,7/6とされているように見えるのですが、実際の製作時にそのような重量配分にすることは可能なのでしょうか。
4. Posted by dda40x   2022年01月08日 08:00
 その比率は計算する必要もなく、このテコ比で作れば自然にその値になります。イコライザというものはそういうものです。よく考えてみましょう。

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