2021年11月04日
カルダン・ドライヴ
GG1の記事に対するコメントで、本物通りでない駆動方式と書いたところ、何人かの知人から連絡を戴いた。クイル駆動の模型化は出来ないのは明白だからだ。
大方の予想通り、平行カルダンを考えていた。12台のコアレスモータに14枚歯のピニオンを付け、29枚歯のスパーギヤに伝動する。
その先は反対側にある駆動軸ピニオンまで、短いユニヴァーサルジョイントで結び、45枚歯のスパーギヤに伝えるものであった。総ギヤ比は、14/29 ✕ 14/45 ≒ 1:6.7になり、出力 20 W強というとんでもなく強力な機関車になるはずであった。軸重は 8 N(800 gf)で、牽引力は11 N以上もあり、全体の質量は6 kgになる。もちろん、可動のギヤボックスには反トルク承けを付ける。
ところが新たに作った3条ウォームの性能が予想以上に良く、直角カルダン駆動が簡単に出来てしまうので、設計を破棄した。軽い機関車に変更だ。この図は昔TMSに載った井上豊氏の記事からである。ユニヴァーサルジョイントの位相、バネを用いた簡易トルクアームなど手抜かりがない。
過去に人を乗せて牽く機関車はいくつか見たが、どれも吊掛け駆動で、面白くなかった。原氏のGG1も12モータであったが、平行駆動であった。平行カルダンの機関車を作った人は、まずいないのではないかと思う。ED54を3人での競作記事がTMSにあったが、簡易ブフリィと称して、オルダム継手を付けたものもあった。
モータはたまたま20個を手に入れたので、これで人を牽いて走る予定であったが、それらのモータは電車などの駆動用に転用された。
重い機関車の動輪が自由に動くさまを見るのは、楽しいはずだ。

その先は反対側にある駆動軸ピニオンまで、短いユニヴァーサルジョイントで結び、45枚歯のスパーギヤに伝えるものであった。総ギヤ比は、14/29 ✕ 14/45 ≒ 1:6.7になり、出力 20 W強というとんでもなく強力な機関車になるはずであった。軸重は 8 N(800 gf)で、牽引力は11 N以上もあり、全体の質量は6 kgになる。もちろん、可動のギヤボックスには反トルク承けを付ける。

過去に人を乗せて牽く機関車はいくつか見たが、どれも吊掛け駆動で、面白くなかった。原氏のGG1も12モータであったが、平行駆動であった。平行カルダンの機関車を作った人は、まずいないのではないかと思う。ED54を3人での競作記事がTMSにあったが、簡易ブフリィと称して、オルダム継手を付けたものもあった。
モータはたまたま20個を手に入れたので、これで人を牽いて走る予定であったが、それらのモータは電車などの駆動用に転用された。
重い機関車の動輪が自由に動くさまを見るのは、楽しいはずだ。