2021年11月02日

近鉄2200

2200 ends 先日の2200を焙って分解した。妻板を外して再度良く見た。これは一体どこの電車だろうと思うくらい、出来が悪い。

 窓が大き過ぎるのだ。京浜急行の電車かと思うほどだ。2200の窓は細い。高校生の時、この電車が名古屋線に来たので、毎日乗っていたから、細かい部分までよく覚えている。
 先日動画の撮影に来たAM氏も、大阪線で高校生のときに乗っていたそうで、話が合った。 

「2200の窓は細く、側面の窓も細いのです。この模型の窓は国電のようです。緑に塗って『2200です』と言い張っているだけのようですね。」と言う。
 国電は800mmの窓だそうだが、近鉄は狭い。

 この模型の製造にあたっては新規にプレス型を作るのが惜しくて、国鉄の窓型をそのまま流用したのだろう。屋根材も国電の形であった。しかも左右で形が違う。
 討議した結果、使い物にならないということになった。苦労して塗料を剥がしたのは、徒労である。真鍮クズになって地金として処理される日は遠くない。そう言えば、昔作ったものも、寸法がおかしかったので、別の材料をケガいて切り抜いて作ったことを思い出した。

 レーザで窓を切り抜くようにする。northerns484氏が、早速その図面を作成してくれた。ステンレス・ボディの2200が誕生する日も近い。

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