2021年09月23日
caboose を作る 6

木造車であるので、キュポラにはブレイスが付けられている。これは屋根に固定して、キュポラは上に抜けるようにした。もちろん位置決めピンを入れてある。
これを作り始めた40年前は、走行性能の劣る2軸車は避けたかった。今だったら等角逆捻り機構を付けたであろう。
ボルスタを付けて貨車用台車を付けて8輪とした。しかし、それは実物の形とは全く異なり、やる気が失せた。しまい込んで35年目に3D print で正しい形の台車が手に入り、日の目を見た。
PRRのカブースは、デッキ部分にある種の共通性があり、それらしく見えるように作った。最近のエポキシ接着剤は扱いやすい。鋳物製の梯子のような直立する部品も、割合簡単に付けられる。端面に塗って部品を直立させ、テープなどで仮留めするとそのまま固まる。余分は、溶剤を付けた綿棒で拭き取れば良い。もちろん端面は平らに削って、接触面積を大きくすることが肝要である。接着剤の厚みを最小限にすることだ。点接触では、いくら接着剤がその周りにあっても、剥がれる。
この色も茶色味を帯びた赤である。昔のディカールが所定の性能を保持しているかは、すでに怪しい。