2021年05月08日

優等客車群

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 稲葉氏の作られた車輛の残りを受け取って来た。スユニ、スロ、カシ、マイロネフ、マイネ、スロネなどである。すべての文字が手書きである。字体が美しい。白の水彩絵の具に中性洗剤を一滴落とすとはじかれないのだ。
 改造してLow-D化する。また3Dで台車を作らねばならない。車輪の在庫がかなりの勢いで減った。

ma-i-nesu-ro-ne 博物館にある客車関係の本と、当時の雑誌(初期の鉄道ピクトリアル)をくまなく見ている。作られた時代が分かると、ありうる編成も少しずつ読めて来た。星晃氏の著作を読むと、当時の工夫も理解できる。戦後の連合軍による接収が解けた頃の話だ。いのうえ・こーいち氏の本も面白い。客車の連結方向もある程度判って来た。稲葉氏宅の蔵に入れてもらって、当時の製作日記などを拝見できれば確実なのだが、それがすぐ見つかるかはわからない。

 この優等客車群は、東海道のいわゆる名士列車を編成していたのではないかと推測する。特急「かもめ」のテイルサイン(いわゆるアンドン)も出てきた。山陽線の2・3等特急だが、その編成用ではない。

 3軸台車の改良も終わり、連結器の破損も修理した。床下器具の更新も進み、多少見られるようになってきた。運転用であるから、細かい細工はしないことにしている。横から見て美しく、滑らかな運転ができればそれでよい。 

Mr.Inaba's (2) マイロネフ38を作るつもりだったが、スイロネフ37の完成品が来てしまった。TR73の新たな行き先を考えねばならない。こうなったら、新規に展望車を作る、というのも一案である。

「はと」編成は、貨物列車の最後尾につけて試運転している。非常に調子良く走り、脱線しないが、毎日連結器がぽろぽろと割れる。本物のようにナックルが欠ける。連結器は、ナイロンで3Dプリントするのが賢明だろう。 

コメント一覧

1. Posted by 愛読者   2021年05月09日 13:29
このオロ42のレタリングは素晴らしいですね。他のも良いですが、これは特に素晴らしいです。一瞬デカールだと思いました。
これだけの文字を書けると、依頼者が多かったのではないでしょうか。
2. Posted by 客車ファン   2021年05月11日 23:50
ダブルルーフの展望車が良いですね。
楽しみにしています。 
3. Posted by dda40x   2021年05月12日 21:19
>2 ダブルルーフにせざるを得ません。
アメリカ型の屋根材があるので、それを削って少し薄くしてみましょう。
4. Posted by dda40x   2021年05月12日 21:22
>1 私もこの字だけはディカルだと思っていました。しかしその時代にディカルがあるわけもないわけです。
 白の絵の具で書いていたようです。すごい腕ですね。

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