2018年11月21日

路盤に縁を付ける

clamping edge 博物館の工事は少しずつ進行している。木工をしているが、接着剤が固まるのに丸一日掛かるので、進み方が遅くてやりきれない。

 線路が一応完成したので、観客が手を出せないように、透明で丈夫な囲いを付ける。プラスティックの業者と大体の話はつけてあるので、注文すれば所定の幅に切って届けてくれる。長さが 2 mもあるので、乗用車で運ぶのはやや難しい。

clamping edge2 そのプラスティック板を取り付けるには、甲板の合板の断面に穴をあけて付けるわけにはいかない。甲板の下に 30 mm角ほどの木材を付け、それにネジ留めするのが筋だ。角材を曲げるのは難しい。それならばと、15 mm合板を曲げてみたが、かなり大変だ。合板の構造を調べると 7-ply すなわち 7層でできている。上の1枚を切っただけでは難しいが2層まで切れ目を入れるとかなり楽に曲がる。半径 3,000 mmだから、何とかなることが分かった。

clamping 真下から見た様子である。手持ちのクランプ数十個を総動員して接着している。15 mm板を裏表貼り重ねて、30mmにする。外の板は榀(シナ)合板である。切れ目を互いに内側にして、接着した。クランプしておいて、接着剤が固まる前に、ある程度の数の木ネジを締めた。ズレ留めには必要である。おそらく接着剤の方がはるかによく効いて、ネジの意味はあまりないだろう。

 この作業を一人でやると、なかなか大変である。最適な手順を得るまでに、かなりの本数の作業を経験した。もう後 10 mくらいでできあがりだ。慣れた頃には終わりである。

コメント一覧

1. Posted by H5   2018年11月30日 08:52
H5です。
もう作業が終わっているとは思いますが、曲げることが出来る合板がありますのでお知らせします。
合板の積層は交互の方向で貼り合わせていますが、この合板は同方向の貼り合わせになっています。
曲げ合板と言う名で販売されています。
私は愛知県のここ(アサヒ)から購入しています。
https://www.c-asahi.co.jp/publics/index/34/#block155
今作っている組立式のレイアウトのボードの高さは75mm、内アールは1100mmで、このアールにラワン曲げ合板12mmを使っています。
シナ曲げ合板は薄物しかありませんが、ラワンは12mmまであります。多分800アールくらいまでは曲がるのではないでしょうか。
またこの業者はNCで扇型の切り出しなどもしてくれます。
2. Posted by dda40x   2018年11月30日 18:57
H5様
コメントありがとうございます。もうすでに終わっていますが、情報ありがとうございました。
その曲げられる合板は近くのホームセンタにもあります。本当なら買うところなのですが、実は15 mmの合板を大量に持っているのです。友人から切れ端と言っても、幅300 mm、長さ1820 mmを大量に貰ったので、それを使わざるを得なかったのです。まだたくさんあるので、扇形庫の周りをそれで埋める予定です。そうするとレイアウトのプラットフォームの厚さは45 mmになります。

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