2014年11月27日

続々 博物館工事進行状況 2

piers painted 鉄骨に塗料を塗った直後の写真である。上端部は梁を熔接するので、未塗装である。
 
 これらをコンクリート床に直接取り付け、オートレヴェルで覗きながら梁を水平に仮留めし、熔接する。熔接は力が掛からないので、完全に水平が出る。熔接の火花でカーペットが傷むといけないので、養生用の防炎シートも用意した。
 梁に薄肉角パイプを置き、ビス留めする。それに15 mmランバーコア合板を載せれば、完全な平面が出現するはずである。 

 合板はコンピュータ制御の加工機で、設計図通りの切り抜きが出来る。刃物は12 mm径が標準だが、最低3 mm径の刃物も使えるという。ただし切削速度は遅くなる。

 ターンテイブルの丸穴をジグソウで抜こうと思っていたが、外注することにしよう。実は自宅のレイアウトは手で抜いて、微妙な失敗がある。後でノミで少し削りとらねばならず、たいへんな苦労をしたことがあるからだ。

 作業していると、近所の人が御親切にも話しかけてくれる。向かいに廃業した医院があるのだが、その駐車場を使わせて戴けることになった。御主人は内科の先生であったのだが、メルクリンが大好きで、戦後すぐの時代からのコレクションをお持ちだそうだ。博物館が開業したら、毎日来られるとのことである。
 たくさんの人が来られたら、休む場所も必要だろうから、待合室を解放して下さると云う御親切な話も出て感謝している。

 他にも楽しみにしてくださる方がたくさんいらっしゃって、仕事の励みになる。


コメント一覧

1. Posted by 通りすがり   2014年11月28日 01:04
梁と柱の接合関係が不明瞭なので「溶接は〜水平が出る。」の部分が理解できません。詳細な解説を希望します。
ところで、溶接熱による歪みはどの程度考慮されているのでしょうか?点付け程度なら大きな影響は無いと思いますが、鉄というのは一般に考えられているほど固い物ではありません。

2. Posted by dda40x   2014年11月28日 07:28
おっしゃる通り、点付けです。熔接についてはお詳しいようで、説明するほどのこともございません。
たまに人間一人が載る程度で、しかもたくさんの梁に力が分散するようにしますので、たとえ一箇所外れても問題はありません。建物の床を支える梁とは根本的に違います。

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