2012年04月17日
続 友人Harmon



彼はイリノイ・セントラル鉄道が好きである。子供の時からすぐ近くに駅があって、入れ替え作業を見ていた。たまに特急が通過するのを、眺めた記憶があるからだ。
彼はこのパシフィックに2年掛かっている。九割がた、完成の域に達している。ブラスと洋白との組み合わせである。火室の下部のMud Ring(マッドリング)があるのには驚く。電動模型でこれを作っている人は少数だ。火室は二重の鋼板で出来ていて、隙間に水が入る。水の中の不純物は火室下部に溜まりやすいので、それを時々排出する。その部分を「泥が溜まる部分」として、こう呼ぶ。



よく見ると旋盤はもう少し大きなのも買ってある。

鉄板の上に乗せて、ネジまわしの軸でこするだけで具合良く硬化し、ぴんとした。ハーマンは「知らなかった。こんな方法で硬くなるのか。」と驚いた。