2011年11月13日
続々々々 FEF1

衝突時の力は床板に取り付けた角材に伝わる。しかし床板が弱いと、それが曲がって、上廻りの変形を許してしまうことになる。
要するに、堅い床板を作り、衝突したら全てを床板が受け持ち、上廻りには影響が及ばないようにしなければならないのだ。現在のままでは、衝突するとテンダの上廻りにめり込み、修復に多大の時間が掛かる。
あるいは、それを見越して14輪テンダに取り換えるという手もある。実物もかなりの数がセンティピード・テンダに振替えられている。
これはChallenger、Big Boy用テンダと同じ軸配置でそっくりだが、肩の形が違うものだ。ときどき中古市場で見かける。FEFはChallengerと比べると、運転台床高さが低いので、屋根の深さが大きい。後者の屋根の曲率は小さいのだ。それがテンダの肩の形に影響を及ぼしている。HOのFEFテンダには一部正確でないものがある。Big Boy用のを流用したのだ。これは意外と気が付いている人が少ない。前から見ると、キャブとテンダの外形が連続していなければならないから、間違っていればすぐ判る。
動輪はバランスウェイトが飛び出していて、なかなか良い。ということはロッドは薄いということだ。クランクピンは弱いので捨て、新製した。動力機構は新製である。出力8 Wのコアレスモータを取り付けたので、かなり重い列車を高速で牽ける。
上廻りは比較的よく特徴を捉えている。塗り替えれば十分使える。いつものように、機関車の下廻りを全交換してしまったことになる。