2011年06月21日
続々々 Layout Tour in Chicago

DCC本体はLenzの製品であるがそれを無線にしたのである。10年ほど前、このアイデアをどこかで見たのであるが、それを実用化しているのを見るのはこれが初めてである。
込み入った操作はできない。ただ加減速、汽笛吹鳴、ベルのみの指示を出す。電話は日本製の室内用コードレス電話である。「安かったからね。」ということである。
今ではこのアイデアは完全に陳腐化したが、当時としては画期的であった。当時は赤外線方式が出始めていたが、到達距離と遮蔽物を越えての送信ができない点で、電波による無線式にはかなわなかった。もちろん光方式でも受信機をたくさんつければ、それなりの効果はあるが、設備がかなり面倒である。
現在は高機能携帯電話でそれを行うようになってきた。NCEなどは微弱電波を使うモデルを出している。NCEはしばらく前にアップグレードして、応答性が極めて良くなリ、また信頼性が格段に進歩した。旧タイプでもアップグレード料金は15ドルくらいである。ただし事前に申し込んで受付番号を取らねばならない状態がしばらく続いた。現在ではそのような混みあった状況は無いであろう。
